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自然ゆたかな公園で始めるクリエイティブになるための遊び #遊びで育てる創造性

自然の中での遊びには、ネイチャーゲームをはじめ色々なものがあります。自然の中で遊ぶだけでもいろいろな効果がありますが、自然に積極的に向き合う遊びをすることで、私達の創造性が鍛えられたり、自分の得意や好きを見つけていくことができるようになります。
私は美術大学で長く学生を見てきましたが、美大に来る子達だからさぞ、やりたいことがあって、それにまい進していくのだろうと思われる方が多いかも知れませんが、実際には多くの学生が自分の得意や好きが何かがわからなくなり、自分を見失っています。私が大学で教え始めたのは20年前ですが、その頃の学生に比べると創造的な頭の使い方ができなくなって来ていることを実感しています。
その原因の一つには子供時代に自分から積極的に遊びを作る機会が少ないということが上げられると思うのです。今ある遊びの多くは、自分でルールを作る作る遊びではなく、ルールを押しつけられる遊びです。
例えば公園に自転車で行くときでも、「今日は公園に行くまで、一度も地面に足をつかないで公園まで行こうという」というルールを勝手に作って、すごくノロノロ走ったりとルールに合わせて工夫することになります。この遊びが上手くできない時は、ルールの方を変えて、一回は足をついて良いことにしようとか、ガードレールに足をかけて信号待ちはOKにしようなどの、ルールを追加することになります。自分が楽しく遊べるようにルールを変更しながら作り上げる遊びが、子供をクリエイティブにします。
しかし、そもそも子供は外で遊ぶことさえなくなりましたので、家の中でもっぱら電子的なゲームで与えられたゲームをしています。
また、人為的なルールで遊ぶことは都会の中でもできるのですが、オリジナリティーのあるルールを作るには、それに関係する何かをまず自分で発見しなくてはいけません。ところが、都会の中にはそのような面白いものは多くはありません。遊びを作る前に、何かしら自分が興味のあるものを発見する必要があります。つまり、創造力より先に、発見力をつけることが大切なので、発見する物がたくさんある自然と交流ができる場を作る必要があるのです。

この様に考えると、 #新宿中央公園 にある自然は高層ビルに住んでいる子どもたちにとって価値のあるものだと思うのです。豊かな自然環境には子どもたちの発見力を高めたり、創造的にする要素がたくさんあります。しかし、ただ見ているだけではそれを享受できませんので、美術大学で実践してきた創造性教育を応用して、公園でのクリエイティブで積極的な遊びを、このノートでも、提案していきたいと思っています。

冬は寒いので外に出たくないですが、冬だからこそできるクリエイティブになる遊びが色々あるのです。

しかし、寒くて外に出たくないけど、クリエイティブになりたい方に参加していただけると嬉しいのはツイッターのワークショップです。
ツイッター https://twitter.com/kasao_a で、実施している「新宿中央公園にある切株を舞台にした4コマ漫画をみんなでつくる企画」に是非ご参加ください。

また、その結果と4コマを作った意図などもこちらのノートにもまとめてありますので是非ご覧ください。

4コマ集
https://note.com/kasao_a/n/n2c8b2a7c9976

4コマ制作ノート
https://note.com/kasao_a/n/n7e2eab5abf6c

 #遊びで育てる創造性 

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