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コロナ禍 Wワークで学んだこと

くすりのしおり

外用剤

2022年06月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

製品名:ジクトルテープ75mg

主成分:ジクロフェナクナトリウム(Diclofenac sodium)

剤形:白色~淡黄色の貼付剤、70mm×100mm

シート記載など:HP308T

この薬の作用と効果について

非ステロイド系の鎮痛消炎剤で、炎症の原因となるプロスタグランジンの合成を阻害して、炎症を抑え、痛みを和らげます。

通常、各種がんにおける鎮痛、腰痛症・肩関節周囲炎・頸肩腕症候群および腱鞘炎における鎮痛・消炎に用いられます。

次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。

・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍、血液の異常、腎機能障害、肝機能障害、高血圧症、心機能不全、アスピリン喘息またはその既往歴がある。

・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

あなたの用法・用量は((                           :医療担当者記入))

・各種がんにおける鎮痛:通常、成人は1日1回、2枚(主成分として150mg)を胸、腹部、上腕、背中、腰または太ももに貼り、1日(約24時間)毎に貼り替えます。症状や状態により、1回3枚(225mg)貼ることがあります。同時に3枚を超えて貼らないでください。

腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群および腱鞘炎における鎮痛・消炎:通常、成人は1日1回、1枚(主成分として75mg)または2枚(150mg)を胸、腹部、上腕、背中、腰または太ももに貼り、1日(約24時間)毎に貼り替えます。

・傷や湿疹・皮膚炎などのある場所や放射線照射部位には貼らないでください。

・貼る場所をタオルなどでよく拭き、汗などの水分を十分に取り除いてください。

・包装袋から取り出した後は、すみやかに貼ってください。

・貼り替える時は、前回貼った場所は避けてください。

・貼り忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を貼ってください。ただし、次の通常使用する時間が近い場合には、忘れた分は使用しないで飛ばしてください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。

・誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。

・医師の指示なしに、使うのを止めないでください。

生活上の注意

・眠気、めまい、目のかすみなどが起こった場合は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は避けてください。

・長期間投与に関しては、定期的に尿検査、血液検査および肝臓の検査を行うことがあります。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。

 

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、貼付部のかゆみ・紅斑などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。

このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、じんましん、血管浮腫 [ショック、アナフィラキシー]

・吐き気、胃痛、吐血 [出血性ショックまたは穿孔を伴う消化性潰瘍]

・発熱、結膜の発赤・びらん、紅斑 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症]

・尿量減少、浮腫 [急性腎障害、ネフローゼ症候群]

・呼吸困難、息をすると喉がヒューヒュー鳴る [重症喘息発作(アスピリン喘息)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法 その他

・乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

・他人にこの薬を渡すことは絶対にしないでください。

・薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

医療担当者記入欄         年   月   日

 

 

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療関係者向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

2000年富山国体少年男子メディカルトレーナー 2001年富山県立氷見高等学校男子ハンドボールメディカルトレーナー 2021年ハンドボール日本代表チームにメディカルトレーナーとして合宿に参加 2023年富山ドリームススタッフ