2024.06.03

昨日くしゃみが止まらなくて死を覚悟したのだが、一日経って今日は全くでなかった。あれはなんだったのか、その謎を探るため我々はアマゾンの奥地に……。

六月。
開幕であまりにもつまらないボケをしてしまったのでちゃんと自害。
転職の前に部署移動というものがあって、辞めづらくなってきたところなのですが、新しい部署はことあるごとに柏手を打つのが謎すぎてなじめる気が全くしない。朝礼の後、休憩前、休憩後、終業前。全てのタイミングの締めに柏手を打つ。意味がわからない。「これ、私もやるんですか」という羞恥が沸く。やばいかもしれない。

母親が職場で貰ったという謎のお菓子を「あげるわ」と言って急に持ってきた。知らない人の手作りだというブラウニー? のようなもの。ラップにくるまった手作りのお菓子というだけで怖い。誇張抜きで百回近く「何?」と言った。茶色がかった黒で、普通に考えればチョコレート味だろうに、ぽつぽつと緑色の何かが見える。カビか? と思って怖くなって「いつ貰ったの」と問えば「今日」という。周りの人は美味しいと食べたときくが、菓子からは感じたことのないスパイスのような、ツンと鼻につく香草のような匂いがして怖かった。

食べた。

数回噛んで、香草の香りが強く口内に広がった。甘味よりも早く薄い塩味がして、ねっとりした蒸しケーキのような食感も何もかも理解できなくて吐いた。喉の奥に山椒にも似た刺激と嫌な爽やかさがあって気持ちが悪い。

美味しくない食べ物を食べるというのが癖で、高校生の頃はあえて美味しくない飴を探すのが一番の趣味だった。本当にやばいと思ったのは「うんちくんキャンディ(キムチ味)」。薬であると脳を納得させることでどうにかこうにか食べたのは、部活の顧問のお土産で貰った「高麗人参キャンディー」だった。漢方に砂糖を混ぜるな。
これらを乗り越えてきたのにダメだった。私は弱い。

くしゃみが収まったのに、喉があり得ない痛み出し方をしている。やはり劇物だったのかもしれない。本当に食べていいものだったのか。

それを知るにはやはりアマゾンの奥地へ……


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