2022.12.07

気がついたら12月になっていた。
師走は逃げるだ。悠長に構えてなんか居られない。やりたいことやり逃さないように日々の取り組みに対して精査していかなければならないなと改めて思う。

先月遊びに行った文芸フリマで随分と刺激を得たようで、最近は筆が乗る。乗ればいいというものではないけれど、停滞しているよりずっといい。書くのが楽しいという時期にある。下半期は比較的ずっとそうだった。これからの人生もそうあればいいのに。

書きたい題材のようなものはいくつかあって、それを書けるレベルまで持っていくのがなかなか難しい。材料をそろえる作業とそろった材料を取捨選択する作業がある。ここまではいいのだけれど、残った材料を見て組み合わせ方がわからなくなる。目の前に設計書はあるはずなのに読み方がわからない。世界への理解が及んでいないせいなのだけれど、それを無理に解読しようとしても上手くいかないのはわかっている。不意になんだこんなことだったのかとするする解ける時が来るのでそれまで戸棚にしまっておこうとおもう。
そうしてしまっているものがそろそろ2桁になろうとしている。古いものから引っ張り出して今年のうちにまた向き合ってみようと思う。

ありがたいことに私の短歌を望んでくださっている声も聞こえてきた。何か形になって届く予定なので私自身も楽しみにしている。
私の中で短歌は凹んだ時、辛い気持ちを吐き出すためのツールだった。だから私の歌集を出す時が来たら、どうか悲しい時には開かないでくれと注釈をつける必要があるだろう。
それを知った上で声をかけてくださったのだから嬉しい半面奇特だなと思った。今の私は以前よりも悲しい苦しい日が少ないのでいくらかあたたかな句も詠めるようになっていると思う。ご期待ください。

夏にお約束していた劇団様へ脚本を持ち込む機会もずっと失っていたのでどうにかタイミングを見てお邪魔したい。

小説も、短歌も、脚本も。なんでも欲張りに書いていきたい。
今年もわずかだが貪欲に、時の流れに負けないように私も走っていこうと思う。転ばないかだけ見守っていてください。

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