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【1日目】フリー素材短歌

本日も三山重です。

昨日、日記にて宣言した通り椎間板ヘルニアにて座っているのもしんどく何も出来ない状態ですから、せめてもの思いで指先と脳だけが元気であればできることを絞り出し、療養中に少しでも糧となることをしよう! と私の許可を取らずに私が企画したもので、どこまで続くのか分かりませんが、やり遂げることで何か自分の自信になるかもしれないということで、向き合っていきます。

【1日目】フリー素材短歌

フリー素材短歌?
すみません、私も初めて言いました。

私がよくお世話になっているフリー素材サイト、ぱくたそ様には、膨大な量(約5万5千枚)のフリー素材があるのですがその中からランダムにフリー素材を提案してくれる「ガチャ」機能というものがあります。

いつもお世話になっております

こちらを活用し、ランダムで提示された画像を見て短歌を詠んでいきます。

かの歌人たちは旅先で見た風景、出会った人々、味わった食材などで揺れた心の動きを歌にしてきたといいますから、ランダムで飛び出てきた画像でも詠むことだって可能なはずなのです。

簡単だね

それでは、「ガチャ」スタート。


一戦目

遠くの山と波止場

船が出て 思い出になる 日常が
私をもっと 孤独にしていく

青の奥 命を泳ぐ 彼らから
教えてもらった 自由を捨てる

「おかえり」と 言って欲しい だけだった
顔も見せずに 出てってごめんね

私だけ 魚の食べ方 褒められた
パパのお陰ね 悔しいけれど

あの日キミが飛び込んだの覚えてる
戻ってこない 身体のことも

二戦目

脆弱なパスワード

左詰め お手本にして 埋めてねと
見たまま写す 君にお手上げ

パスワード 解いて欲しくて 作ったの
単純すぎて 盲点だった?

真っ先に 名前も書かずに パスワード
並べた数字 誇らしく笑う

単調に 連なる数字 脆弱性
89実は あべこべなのだ

順番に 整えるのが 正義だと
学んだことが こんなに危うい

三戦目

告白の言葉を待つ女の子

「知ってたよ」はにかむ彼女(キミ)の えくぼから
僕の恋は 始まったんだ

臆病な 僕の間を埋める 海風で
靡く彼女の 髪と心音

嘘でいい 君がくれる 愛情は
最後に会えて 嬉しかったよ

僕が言う だから絶対 黙ってて
ふたりであの子を 殺したことは

好きだった キミの甘える ような顔
母の形見の コート返して

四戦目

怯えた小動物のような瞳で見つめる

不意打ちの 彼女の瞳に 吸い込まれ
春になった 9つの秋

見てません 私は本を読んでたの
父を殺したことは知らない

一目惚れ あの子がほしい 私だけ
絵画の中から ずっと見ていた

抜け出した ベッドの細工 バレバレで
眠りより今は 本が恋しい

お父様 言えなかったことがあるの
この本英語で全く読めない

五戦目

紅葉が映り込むため池

池の中 揺れる黄金(こがね)と 空の青
泳ぐ魚の空中散歩

小石蹴り 波打つ湖面と 揺れる木々
こちらを覗く 瞳が閉じる

山々の 全ての色を 飲み込んで
逆立ちの今を 揺らす気まぐれ

赤黄色 緑かきわけ 漕ぐボード
湖面の青に 触れる指先

風景を 切り取るあなたの レンズには
隣の私は 映らないまま


…………

すみません、時間切れです。
本日は5戦までとさせて下さい。

気持ちが揺れた時、短歌を詠むのが好きでした。最近なかなか言葉を紡げずにいたので強制的に詠む、このゲームは有意義でした!

またやります、皆さんも是非!!


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