2023.01.26

初心に帰ろう。ひとり帰ろう。
星野源もそんなように歌っていた気がする。

勢いでどうにかなることとならないことがある。年明け早々に察し、大学時代の講義ノートを見返していた。見返しすぎて入学前のスクーリングの際にメモをした内容まで出てきた。

スクーリングの課題は、数冊の本を読んで全て400字程度に要約することだった。そんな馬鹿な。そう思ったが案外やろうと思えばできるのだ。それが正しい要約であるかは別として。
しかし当時は要約したというよりも、無理矢理内容をぎゅっと纏めてみました!というものだった気がする。現に要約することは未だにあまり得意では無い。それは成長してないということでは無いか?

私はそそくさと文房具屋に行き、小さなファイルを購入した。もう捨てる予定だったノートの空きページをペリペリと切り、作品の要約をしてはファイルに閉じている。
読めていない作品も沢山ある。今話題の本は勿論だが、過去の名作はそれ以上に触れられていない気がした。いや、触れられていないのだ。
本来であれば図書館に行ったり本屋に行ったりするのが正しいと思いながらもここ数日の豪雪でなかなか赴くことができない。私は青空文庫に助けを求めた。

読書の順番を拘る人が聞いたら卒倒するかもしれないが、五十音中で読み始めた。「あ」から始まる作品だけで1005作品もあった。私はここで卒倒した。1日1作品だと3年近くかかってしまう計算である。それでも愚直に向き合い吸収していくしかないのだ。今はまだ牛歩でいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?