2023.08.09

ついに文芸フリマへの申し込みを済ませました。
「ついに」と書いたものの、腰をあげるのが遅すぎたので抽選対象になってしまいました。ご用意されることを願って。

会話劇の練習になればと始めた漫才を書くという行為が個人的にとても楽しい。気が付けば一日中考えていて、それが一か月続いている。形になったものは少ないが、脳の刺激があって楽しい。以前見たyoutubeで某芸人さんが「俺たちは毎日のように一日中お笑いのことを考えている。プロをなめるな」といった内容のことを話していた。休まずお笑いのことを考えていると脳がきりきりしてすごく負荷がかかる。「笑い」というのはとても幸福なことなのに「笑わせる」ことはこんなにも苦しいのかと驚いている。日々こんなことをしているとまるで芸人になりたくてもがいているみたいだ。私はどう生きるか。

上京のきっかけを模索している。
色んな理由で関東圏に足を運ぶことが多い。足代や宿泊代を考えると引っ越しをしたほうが金銭的に良いのではないかと思った。また文化が集中しているので自身をリアルの場でアピールできる機会が多いことも魅力だ。他地域に比べれば発表の場所は多い環境にはいる。以前よりインターネット上での活動もしやすい。それでも「仲間」を作ることはやはり難しくて、私にはなかなか向いていないことがわかった。
幸運にも同様の悩みや目標を持った友人数名と一緒に住まうことが叶いそうで、わくわくしている。さながら令和のときわ荘といったルームシェアになれば幸い。みんなで売れて幸せになろう。

しかしながら仕事探しは難航している。ライター業を続けるとなると「ダブルワーク」が可能であることが条件になってくる。そうなると正社員採用がなかなか難しいというのだ。相談しているエージェントの方の「ライターは趣味で続ける」という言葉にしょうもないプライドががたついた。趣味程度の気持ちだったらこんな囚われ方をしていない。丁度良い距離感は知るべきだが、文章を書くことで快楽を得たり、苦しくなったりするものか。と憤慨する気持ちが沸いてしまった。よくない。

憤慨できるほどの実績がない。プライドだけがただここにある。そんなものは捨ててしまえ、大事に大事に抱えていないで。才能があると思い込みたいだけの時間はそろそろ終えるべきなのだ。自分の年齢を見て、もうそろそろ仕舞いにすべきだ。それでもまだ抗いたいと思うのだから許してほしい。

8月もまもなく10日が経つ。隠しておくもの、発表していくもの。応募するもの。様々書いていきたい。休むな、私の脳。負けるな。もう少しくらい自分を追い込んでみてもいい。ずっと劣等生な人生なのだから。


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