2023.10.13

月の数字が二桁になると急に色んなことが不安になる。年の初めの企みは叶えられただろうか。昨年よりも誇れる自分になれているだろうか。何も進展していないような気がして目眩がする。一年は12ヶ月しかないのに、もう10月だ。しかも日付も二桁になってしまった。2023年も終わりが近い。

スランプという表現をすればかっこいいけれど、書いた作品を本当に何も良いと思えなくて文学賞を見送った。最悪。良いも悪いも決めるのは審査員なので出せばいいのに。自分が納得していないものを出すのが嫌だというちっちゃいプライドがいつも邪魔をする。私は「作家先生」でもないのに。恥ずかしい。

何も書けない上に体力も落ちてきていて、ずるずると毎日眠い。それなりの時間には眠っているはずだが、眠気に勝てない。何もできない日々を過ごしている。堕落だ。そんなこんなで十月に突入しているのが恐ろしくてたまらない。貯蓄などをどうにかしなければと思っていたのだが、全然出来ていないという問題もある。

楽しいことと苦しいことの境目が分からなくなっているという問題がある。問題すぎるかも。文章を書くのが好きで楽しくて仕方がなくて辞められなくて呪いのように今日までノートに書き殴ったりキーボードを叩いたりしながら生きてきたがそろそろこの活動に意味を見いださなければ本当の意味での生きていくを出来なくなっている。

前向きに生きていくために自分の中でやりたいこと、人生を長く見たときの希望のようなものを改めて考えていた。どうやっても文章を書き続けるという欲にあらがえそうにない。作品制作に対してもっと強欲でいたい。なるべく早い段階で誰かに届いて、好きだと言ってくれる人に出会いたい。