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ドラえもんはなぜ押入れで寝ているのか
原作にはドラえもんが押入れを寝床に決めたエピソードは無く、ネットで調べてもあまり納得のいく理由が見当たらなかったので自分なりに考察してみました。
まず、ドラえもんがいつから押入れで寝るようになったのか調べたところ6巻1話目「夜の世界の王様だ!」からでした。
この話以降、基本的には押入れを定位置として寝床にしています。
※6巻最終話「さようなら、ドラえもん」等の例外はあります。
では、それまでドラえもんはどこで寝ていたのでしょうか?
1巻から5巻まで調べてみたところ、居間(テレビのある部屋)で休んでいたり、のび太の部屋の畳で寝ている描写はありましたが、どうもこの間は押入れを寝床にはしていないようでした。
これらのことから1巻から5巻までの期間は、野比家に訪れて間もないドラえもんが野比家のどこで寝るのかを「選んでいた期間」だったのではないかと推察します。
ではなぜ「のび太の部屋の押入れ」を選んだのでしょうか?
5巻収録「ドラえもんだらけ」でドラえもんが押入れに隠れるシーンがあります。
ドラえもんはこの時、押入れに居心地の良さを覚え、気に入ったのではないでしょうか。これ以降自分の寝床にすることに決めたのだと考えるとタイミング的にも合います。
藤子F先生は漫画家になってA先生と一緒に上京してから、部屋が狭かったので、実際に押入れで寝ていたそうです。これがドラえもんの寝床として押入れが選ばれた分かりやすい理由だとは思いますが、原作で描かれたシーンからは上記のような理由と経緯があったのではないかと想像しました。
おしまい。
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