見出し画像

流れに身を任せる準備。

「年に1つの新商品を発売しています」
そう簡単に続けることはできないことをさらっと語り、飾らず、進む。
流れに身を任せて...ではなく、流れに身を任せる準備が整っている人。

葛飾人。第11弾。
葛飾で過ごす人"葛飾人"に想いを聴き、noteに書き溜めていく。
一人一人の想いが混じり合い、町はできていて、
変わるところ、変わらないところが交差しながら今日も時が紡がれていく。
その日々をnoteに綴っていく。

下町の町工場に生まれ育ち、今、考えていることとは?
常に社会の流れと向き合う、
(有)ミツミ製作所 代表 山田賢一さん。

金属加工品を製造するミツミ製作所を担う4代目賢一さん。
生まれた時から、家の一角で製造が行われていた。
当たり前のように自身も携わり、技術は、
親父の背中を見て、見様見真似で学んだ。

男の信念。
「自分だけの要素」を取り入れることを意識するようになった。
時代に合わせて、「新しさ」を要所要所で入れられるように、
とにかく考え続けた。
そして、人の知恵も吸収できるよう、
いろんな技術を持っている人と話をした。

葛飾煙舞」。
出逢った人の知恵を集結し、ミツミ製作所最初の
オリジナル商品が出来上がった。

葛飾の技術。
自分だけでは、出しきれない専門的な技術を集約した。
そして、忘れてはならないのは、
自分が「楽しめる」要素を入れることだ。

自然と継いだ先祖代々続く事業。
しかし、「やらされている」のではない、
自ら引き継ぎ、さらに深め続け、自身で「動かしている」。

ご自身も愛煙家。
好きなことを仲間と自身の”技術”を活かして、作り上げる。
仕事の中にも、遊びや楽しみがあるからこそ事業が回り、
成長を続けられる。

ものこと100、東京商工会議所葛飾青年部など、
仲間と集い、来年の新商品制作に日々挑み続けている。
もちろん守ってきた技術の仕事と丁寧に向き合い続けながら。
"新”を生み出し続ける背景には、”歴史”を守り続ける信念がある。

「流れに逆らっても何も生まれないよね」と、山田さんは語る。
「川の流れは、岩でさえ石ころにしてしまうんだから」と。

しかし、この言葉を発する山田さんは、
自然の流れの中に自身のつくった流れをうまく掛け合わせて、
前に進み続けている。
流れに乗りながら、前に進めるオールの力のように。
オールを動かし続けることで、自身の流れを整え、
その結果できた流れに、柔軟に対応し、次の大きな波を作り出す。

山田さんの頭の中は、常にオールを漕ぎながら、思考を止めず、
次の新しい波を迎える準備ができているのだ。
次の波=今年の新商品は一体どんなモノなのだろう。
どんな波を生み出すのか、山田さんが動かすオールの方向に注目だ。

スクリーンショット 2020-07-19 07.43.24

飾らない。ありのまま。柔軟に。
山田賢一さんのお話を聞いている間、終始、頭の中を巡っていた言葉。
ありのままに感じたことを、自身の頭の中で柔軟に整理し、
飾らずに考えを表現する。
その自然体なアイディアに仲間が集まるんだな〜と実感した。

山田さんが仲間と作り上げる新しい商品。
次はどんな「粋さ」を混ぜてくださるのか。楽しみでならない。

山田さんがご登場の「心のそなえチャンネル vol.46」配信中(7月19日13時〜)!
滲み出る粋な山田さんの魅力をぜひご堪能ください。
ミツミ製作所の新商品などの情報は、こちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?