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囲碁の日(1月5日)なので今年の見所を紹介します

1月5日は囲碁の日なので、今年上半期の囲碁について見所を紹介します。

主な登場人物

井山棋聖

七大タイトル独占する快挙を二度達成した現日本囲碁界最強の棋士。昨年に出場した7大タイトル戦すべて勝利し五冠に返り咲く。必然的に挑戦を受ける立場になり、勢いのある若手に防衛出来るかが見どころ。

令和の三羽烏

一力プロ、芝野プロ、許プロの3人の総称。長く停滞した日本囲碁界に現れた期待の若手たちですが、昨年は井山棋聖の前に悉く敗れ去り、一力プロ、芝野プロは無冠に後退。今年は井山五冠への挑戦者争いの中心となります。

上半期の七大タイトル戦

棋聖戦 (1月~3月)井山棋聖vs一力九段

井山棋聖は棋聖戦防衛に成功すれば前人未到の十連覇となります。対戦相手は昨年に碁聖戦、名人戦ともに井山棋聖に敗れた一力九段。今年はリベンジ成るか注目となります。

十段戦 (3月~4月)許十段vs 

令和の三羽烏で唯一タイトルを保持している許十段。予選で残っている芝野九段が勝ち進めば昨年と同じ顔合わせになります。昨年最多勝に輝いた上野愛咲美女流も予選で残っています。

本因坊戦 (5~7月)井山本因坊vs

昨年は芝野九段が挑戦しましたが、井山棋聖が大逆転で防衛に成功しました。今年の挑戦者は誰になるのでしょうか。現在の本因坊リーグは余八段が首位ですが、令和の三羽烏も絡み混戦が予想されます。

その他タイトル戦

第1回 テイケイ杯俊英戦

2021年度から設立された25歳以下の若手棋戦で、令和の三羽烏が大活躍しています。栄えある第1回王者を決める決勝が芝野九段vs許十段の3番勝負で行われます。優勝者は次回以降出場できないようなので、三羽揃うのは最初で最後となります。

第23回 農心辛ラーメン杯 世界囲碁最強戦 最終ラウンド(2/21~2/25)

個人的に上半期で一番楽しみな棋戦です。万年最下位だった日本が優勝できるかもしれない大一番です。昨秋に井山棋聖が4人抜きする大活躍を魅せました。韓国が残り一人、中国が残り二人、日本が井山棋聖、一力九段、余八段と三人残っているので数では圧倒的に有利です。

その他

NHK杯、女流棋聖戦、女流名人戦などもあるので、時間を作って紹介していきます!

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