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生きている実感=幸せ?

雨の新宿を歩いて

囲碁の対局を終え、小田急で終点の新宿駅に着く。

学生時代は毎日使ったが、567後では初めてだった。

当初は地下鉄でビジネスホテルの最寄り駅まで行く予定だったが、アドレナリンが出ていたので、雨の中を歩いて向かうことにした。

甲州街道沿いに新宿三丁目の方へ出て、そこからは新宿御苑、四谷三丁目になるにつれ人通りも少なくなっていく。

驟雨は降りやまず道路にいくつもの水たまりができ、信号やネオンの色を映す。雨音が傘に当たって、碁盤に碁石を打つみたいだと思いながら進む。

久々に歩いた雨の新宿はとてもキレイで映画の世界みたいだったけど、私も少しは世界に馴染めただろうか…。

社会に出て必死に生きてきたつもりだけど、世界とは水と油のように馴染めていないと感じる時もある。

生きている実感=幸せ

昔は興味のない映画を観る傍観者のようで疎外感があったけど、今は自分の人生の主人公として生きている実感がある。

囲碁で勝てた時、お店で美味しいお酒を飲んだ時、お金を稼いだ時、探せばもっとあるだろうが「生きている実感」を増やすことが「幸せ」に繋がるのではないか…。この理論には欠陥があるが、間違ってはいない。

そんなことを思いつつ雨の新宿を歩いた。

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