不定期囲碁日記 357手の芸術
大げさかもしれませんが「芸術」でした
本因坊戦1局目は、観ているだけで囲碁の深淵に触れたかのような感覚に陥りました。終わらないコウ争い、揺れる評価値、乱れ飛ぶ参考図…挙げればキリがありませんが、全部コミで芸術と言えます。
囲碁の平均手順は210~220手なので、今局の357手は1.5倍の手数を重ねたことになります(本因坊戦の最長手数です)。それだけ積み重ねても最小僅差の半目(0.5ポイント)で井山本因坊が勝ち切ちった点も芸術点が高いです。
囲碁はとHSPの相性
ところで私はHSP気質で、繊細さんだと自分でも感じています。
以前、どなたかの記事を拝見した際に、「HSP気質の人は囲碁・将棋をしない方が良い。勝負事なので、疲れてしまうから」と書かれていました。
確かに囲碁の対局はとても疲れ、負ければ泥を飲んだ気持ちにもなります。悔しくて『3月のライオン』の隈倉九段みたいに壁を蹴破ろうとしたこともあります。
でもHSP気質の人は芸術や音楽に感動しやすい性質もあるので、名局を並べたり観戦すると相性が良い!ふと思ったので記事にしました。
井山本因坊と一力棋聖の戦いは終わらない
井山本因坊は碁聖のタイトルも所持していますが、今年行われる碁聖戦の挑戦者が一力棋聖に決定しました。
二人の戦いは続きそうです。
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