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地震保険ってぶっちゃけいつ使うんだ!?使い方を教えるぜ!

地震保険ってなに?

火災保険のついでに地震保険に加入したものの、地震が起きなきゃ無意味と思っていませんか?

地震保険とは、名前の通り地震による損害を補償する保険ですが、他にも噴火・津波を原因とする損害も対象となります。

火災保険とセットでの加入が必須で、保険会社ではなく地域によって保険料が異なるのが特徴です。

地震保険はいつ使う?具体例を紹介するぜ!

地震保険は、地震・噴火・津波が原因で起きた火災・損壊・埋没・流失によって建物や家財に生じた損害が対象となります。

具体的には、いつどのような状況で使えるのでしょうか。詳しく見ていきます。

【対象となる損害の具体例】
・地震の揺れで、食器が割れた
・地震の揺れで、家電や家具が壊れた
・地震による津波で、建物が流された
・噴火による噴石で、建物が倒壊した
・地震による土砂災害で、建物が埋没した
・地震の振動でストーブが倒れ、火災になった

地震で家が崩れてしまった状況をイメージする方が多いですが、実は、地震でお皿が割れたような被害でも請求することができるのです。

地震保険が使えない!?対象外とは

地震による損害であっても、地震保険が使えない場合があります。

【対象外となる損害の具体例】
・地震の際の盗難被害
・門・塀・垣の損害
・一部損の基準に満たない損害
・地震発生後10日経過後の損害

地震が原因であるとしても、これらの損害は対象外となるため注意が必要です。一緒に加入している火災保険でもカバーできないものなので、加入時に対象外も含めてよく確認しておきましょう。

また、「一部損」とは地震保険の損害の認定基準で、すべての損害で保険金が受け取れるというわけではありません。

地震保険には4段階の認定基準がある!

地震保険の損害認定基準と、それぞれ支払われる保険金はこのようになっています。

①全損:地震保険金額の全額
②大半損:地震保険金額の60%
③小半損:地震保険金額の30%
④一部損:地震保険金額の5%

「地震による火災で焼失した部分の床面積が、その建物の延床面積の70%以上なら全損」など、建物・家財のそれぞれに細かい基準が設けられています。

また、その基準によって支払われる保険金が決まっており、一部損に満たなければ保険金が支払われません。お皿が数枚割れた程度では、対象外になってしまう場合があるということですね。

地震保険の使い方【4STEP】

では、実際に被害にあったとき、どのように使うのでしょうか。現場でパニックになってしまわないように、地震保険の使い方と流れを知っておきましょう。

①災害発生!保険会社に連絡する
②被害状況の確認
③保険金を算出
④保険金を受け取る

この4ステップで完了です。

【STEP1】災害発生!保険会社に連絡する

地震や噴火・津波などの災害が発生。揺れや被害がおさまったことを確認してから、加入している保険会社に連絡をしましょう。

基本的に、電話さえすればあとはテキパキと手続きを進めてくれるはずなので、安心してくださいね。保険会社が事故受付をし、被害状況を確認するために訪問日を調整してくれます。あらかじめ候補日を3日ほど決めておくと、スムーズです。

【STEP2】被害状況の確認

訪問日になったら、専門家が被害状況の確認をしに来ます。被害状況の説明や、必要書類の記入を求められることがあります。

覚えておいてほしいのですが、訪問日を待たずに、早急に片付けや修理をしたいという方もいると思います。その場合、被害状況や損害箇所がわかるように写真を撮っておきましょう。全体・アップ・裏と表など、詳しくわかるように多めに撮影しておくと良いですよ。

【STEP3】保険金を算出

保険金支払額が算出されたら、支払い内容と判定内容を確認しましょう。

地震による被害状況確認は広範囲で早急に行う場合が多く、調査の見落としがないか確認することが必要です。もし納得がいかない場合は、保険会社に再鑑定の依頼をすることも可能です。

【STEP4】保険金を受け取る

提示された保険金を確認し了承したら、保険金が支払われます。最後までしっかりと確認を行いましょう。

参考:給付金額の例などが記載されたサイト

地震大国だからこそ!地震保険は大事だぜ!

日本国民の約7割が加入しているといわれる、地震保険。

いつ使うのか、どうやって使うのか、なんとなく知っておくだけでも安心です。もし加入しているかどうかわからないという方は、一度契約内容を確認しておくことをおすすめします。

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