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【今更聞けない】火災保険と地震保険の違いって何だ!?マニアの俺が紹介するぜ!

火災保険と地震保険は全然違う!?

もしもの災害から家を守るための代表的な保険、火災保険と地震保険。

とりあえず両方入っておくべきなのか、1つで十分なのか、実はよくわかっていないという人も多いでしょう。意外と大きな違いがあるこの2つを、補償内容や対象物を整理しながら詳しく解説します。

火災保険ってなんだ?

火災保険とは、基本的に火災による損害を補償する保険。持ち家でも賃貸でも加入している人がほとんどで、住宅ローンの借り入れをする際は加入必須です。

補償対象物は、「建物」「家財」「建物と家財」の3パターン。火災被害にあった家の修理や建て直し費用、消火によって使えなくなった家電製品や衣類も対象です。

保険会社によっては、火災以外にも台風や洪水のような自然災害、空き巣による盗難なども対象となることが多いですね。補償範囲が広いので、保険会社によってさまざまな契約プランが存在します。

参考:火災保険の対象になるあれこれ(株式会社プラテンより)

地震保険ってなんだ?

地震保険とは、地震による損害を補償する保険です。

補償対象物は建物と家財で、噴火や津波による火災、損壊、埋没、流出などの被害も補償対象となります。

地震が原因の火災被害はどうなる!?

これは絶対に覚えておいて欲しいのですが、地震による火災は、火災保険の補償対象外となります。

大規模な地震があった場合、火災被害は広範囲に広がるということを知っていますか。過去の大震災後には、数日後に延焼に巻き込まれるといった事例もありました。

火災とはいえ、地震が原因であれば火災保険だけの加入では補償されないため、地震保険の加入も検討しましょう。

地震保険は単体で加入できない

火災保険と地震保険は一緒に加入しておくべき、という話をしました。

ところが、地震保険のみの単体加入はできません。

【NG】地震保険のみ
【OK】火災保険のみ
【OK】地震保険+火災保険

火災保険のみの加入はできますが、地震保険に加入する場合はセットでの加入をすることになるので、覚えておきましょう。

火災保険と地震保険の3つの違い

火災保険と地震保険の概要がわかったところで、ここからは2つの大きな違いを見ていきます。

違い①補償内容
違い②保険金
違い③保険料

火災保険と地震保険の違いは、この3つです。

火災保険と地震保険で補償内容が違う

それぞれの補償内容を整理します。

【火災保険】
・火災:失火、落雷による火災、ガス漏れによる爆発など
・風災:台風の突風による建物の破損など
・雹災:ひょうによる屋根の破損など
・雪災:雪による建物の破損など
・水災:洪水による床上浸水など
【地震保険】
・地震
・噴火
・津波
この3つによる火災、損壊、埋没、流入被害など

自然災害の種類によって、カバーできる保険が違うことがわかります。

前述したとおり、地震が原因の火災は火災保険の補償対象外です。ここを理解しておくだけでも、2つの保険の違いがわかりやすくなりますね。

火災保険と地震保険で受け取れる保険金が違う

火災保険と地震保険の違い2つ目は、実際に被害にあった場合、あなたに支払われる保険金の違いです。

火災保険の保険金:保険会社や契約プランによって異なる
地震保険の保険金:どの保険会社でも一律

地震保険は、どの保険会社で加入しても同じです。

また、火災保険は、事故発生後に保険会社が被害状況を調査します。契約プランによって上限はあるものの、実際の損害分の保険金が受け取れます。

一方で地震保険は、補償ではなく「再建費用の補てん」を目的としているため、損壊の程度により受け取れる保険金が決まります。全損は100%、大半損は60%、小半損は30%、一部損なら5%です。

火災保険と地震保険で保険料が違う

火災保険と地震保険の違い3つ目は、あなたが支払う保険料の違い。

火災保険:保険会社によって異なる
地震保険:地域によって異なる

火災保険は保険会社によって契約プランがさまざまですが、地震保険はどの保険会社で加入しても同じ保険料です。

もし大震災があった場合、保険会社ではまかないきれませんよね。なので、国と保険会社が共同運営しているのです。

保険料は地域ごとに設定されていて、地震が起こる可能性が高い地域は、保険料が高い傾向にあります。

違いをしっかり確認して加入すべし!

火災保険と地震保険では、意外と大きな違いがあります。自分は地震保険に加入しているのか、どんな契約プランなのかわからないという方は、これを機に見直しておくといいでしょう。

自然災害は、いつ起こるか誰にもわかりません。大切な住まいの備えとして、しっかりと理解しておくといいですね。

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