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8/4「描く、騙りき。」
ごきげんよう。今日は愛すべし・ブックオフで本を購入した。
有名たる所以に少し距離を置いていた本、「ツァラトゥストラはかく語りき」である。状態が綺麗だと思い、購入したが、少し元の所有者の思い?念?が残っていた。
例えば、
人間における偉大なところ、それは彼が橋であって、自己目的ではないということだ。人間において愛さるべきところ、それは、かれが移りゆきであり、没落であるということである
という一節に線が引かれていた。前後の文脈から察するに、深淵の際に渡された橋を渡るのではなく、ツァラトゥストラ≒ニーチェ自身が橋で、これが人類の営みなんだろうなぁと解釈した。答えは知らない。
何を想って線を引いたのだろう。
前の持ち主はどんな人だったのであろうか、知る由もない。あまり古本の持ち主などを考えたことがなかったが、とても会ってみたくなった。パフェとか好きだろうか。そもそも人間なんだろうか。
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