瘡蓋
先週、帰りに元カノと遭遇した。
心臓が破裂しそうなくらいうるさくて
気づいたらパニック状態になっていた。
最寄りから一つ前の駅で降りて、泣きながら
帰った。22歳がなにやってんだ。
最近その影響でやたら夢に元カノが出てきたり
元カノの幻を見たり常に頭から離れない。
その度に泣いてしまう。
会いたいのか、話したいのか、、それとも…
忘れるには傷が深すぎたのだ。
瘡蓋になっても結局めくれて血が出てしまう。
先日、殺さない彼と死なない彼女の続編の
漫画を購入した。
殺さない彼と死なない彼女は僕と元カノが
仲良くなったきっかけでもあり、僕らの
生活に必ず出てくる程大切だった漫画だ。
買ったはいいもののなかなか読めなかった。
思い出してまた泣いてしまうと思ったからだ。
今日、読んだ。
大号泣してしまった。
本自体も切なくて優しくてとても感動した。
そしてやっぱり思い出してしまった。
すごく鮮明に。
途中読めなくなるくらい泣いてしまった。
僕は君を大切に想っているから泣いているのだろうか。
それとも過去に縋って泣いているのだろうか。
互いに傷つけあった関係で、気づいたら
傷すらも愛おしかったのだろう。
その傷が今もまだ僕を苦しめているのだろう。
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