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母子分離不安②

7日目に問題発生!パニックになった長女の救世主は?


入学後7日目に初めての参観日がありました。2校時目に予定されていたこの参観日は、長男や次男の参観日とも重なっており、私一人で全員の参観をするのはちょっとした挑戦でした。

事前の説明で大混乱

前日の夜、長女に「参観日は長男と次男の教室にも行くから、ちょっと離れるよ」と説明すると、すぐにパニックが始まりました。長女は自閉症の特性があるため、いつもと違うことがあると混乱してしまいます。「お母さんいないと怖くて学校行けない。いやだ絶対行かないと!」と叫びながら棚に頭をぶつけて大暴れです。

私は、長女が頭をぶつけないように手で覆いながら、彼女が落ち着くのを待つしかありませんでした。少し落ち着いたところで、「お母さんは参観日だから行けないけど、どうすれば長女も行ける?」と聞いてみると、「まーちゃんが一緒なら行ける」と自分で代替案を考えることができました。えらいぞ長女!

まーちゃん、緊急招集!

まーちゃんとは、私の9歳離れた妹で、ちょうど育休中で休みだったので快くOKしてくれました。ありがたい!

翌朝、長女は起きた瞬間から「まーちゃんも一緒に学校にいく?何時にくる?」と確認が始まりました。この確認が学校に着くまでに20回ほど繰り返されました。「母を信じてくれ長女。まーちゃんは絶対くる」と心の中でつぶやきながら、なんとか1校時目を迎えました。

まーちゃん到着、ミッションコンプリート!

1校時目の国語の時間、長女はソワソワしっぱなし。「まーちゃんを迎えに行かなきゃ」「まーちゃんどこからくる?」とプリントのなぞり書きをしながらおしゃべりが止まりません。支援学級1年生の勉強は最初の5~15分椅子に座って、その後はリラックスタイム。リラックス中もソワソワが続き、教室を飛び出してまーちゃんを探しに行ってしまいました。

そのとき、まーちゃんから「次男くんの教室の前にいる」とLINEが。長女と次男の教室の前に迎えに行くと、まーちゃんを発見!長女はまーちゃんに飛びつき、手を繋いで教室に戻りました。

ちょうど2校時目のチャイムが鳴り、「長男と次男の参観日行ってくるね~」と言うと、長女はあっさり、「行ってきていいよーまーちゃんと待ってる」と予想外の返答です。少しはグズグズするかと思いきや、拍子抜けするほどのあっさりさ。「私じゃなくても誰でもいいのか?」とちょっと寂しい気持ちもありましたが、安心して参観日を楽しむことができました。

帰ってみると…

長男と次男の参観日をそれぞれ20分ずつ見た後、長女のところへ戻ると、「お母さん、もう帰ってきたの?」「まーちゃん、まだ一緒に勉強しようよー」と、まーちゃんにべったりでした。

母子分離不安の娘にとって、信頼できる大人がもう一人いることの大切さを改めて実感しました。まーちゃん、本当にありがとう!

皆さんも、困ったときには頼れる家族や友人の力を借りてみてくださいね。きっと心強いサポートになるはずです。

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