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中国の新IP計画(CSCの記事)

写真出展:Stefan CodersによるPixabayからの画像https://pixabay.com/ja/users/stefancoders-11782809/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=4239580

↓リンク先(China’s Dystopian “New IP” Plan Shows Need for Renewed US Commitment to Internet Governance)
https://www.justsecurity.org/75741/chinas-dystopian-new-ip-plan-shows-need-for-renewed-us-commitment-to-internet-governance/

 サイバー空間ソラリウム委員会が2021年4月13日に、中国の新IP計画についての記事を紹介していた。インターネットの根幹に関わる問題であることから、その一部を紹介したい。

1.記事の内容について
  ・中国のファーウェイは、新しいIP規格を計画している。これは、インターネット利用者を登録者制とし、政府に都合が悪いユーザーを排除できる仕組みとなっている。
・中国は国連のITUを使って、これまでとは異なる方式でIPの支配を強めようとしている。IETFのような組織は利害関係者間の組織であるが、ITUは政府組織であることから、中国は御しやすいと見ている。
  ・アメリカは自由放任的な政策ではなく、政府主導で官民連携を強め、国際組織における存在感を高める努力をしなくてはならない。また、同盟国や友好国とも連携して対処しなければならない。
  ・ITUの事務局長職を中国やロシアに渡してはならない。国務省や商務省への予算増額及び組織改編を行い、官民連携で特に有力な民間企業に国際機関への長期的な参画を促すべきである。

2.本記事についての感想
  またしても中国の恐ろしい計画が語られている。現状に飽き足らず、インターネットを完全に支配しようとしている。ロシアも同調する動きを見せており、西側諸国対中国・ロシアという図式になりそうである。
 会議はコロナ禍で2022年に延期されたため、ある意味では時間を稼ぐことができた。日本もアメリカに積極的に協力していくべきだろう。
総務省が本件についてどの程度認識しているのかは不明だが、公表資料からはあまり深刻に考えていないようだ。むしろ、NTTやKDDIの民間委員の方に期待するほかないようだ。

↓総務省公表資料リンク先
https://www.soumu.go.jp/main_content/000742781.pdf

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