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夏の到来と地球温暖化プロパガンダ(CFACTの記事)

写真出展:tommy143によるPixabayからの画像https://pixabay.com/ja/users/tommy143-5942020/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=4488224

 2024年5月23日にCFACTは、夏の到来の前に地球温暖化プロパガンダに対抗するための記事を発表した。内容は海水温の上昇と気温上昇の関連性を示し、メディアの欺瞞に対抗するための科学的知見を提示するものである。
今年ももうすぐ夏を迎えることとなるが、早くも夏日などについての煽り情報がメディアを賑わせている状況である。今後予想されるメディアの非科学的なプロパガンダ対策として、本記事の概要を紹介させていただく。

↓リンク先(The summer offensive on climate ramping up)
https://www.cfact.org/2024/05/23/the-summer-offensive-on-climate-ramping-up/

1.本記事の内容について
・今年も夏がやって来るが、地球温暖化プロパガンダを広めるにはおあつらえ向きの季節であり、多数の虚偽情報が流布することが想定される。地球温暖化は二酸化炭素濃度の上昇であるという教義が広まって長らく経過しているが、実際には地熱の上昇に伴う大気中の水蒸気量の上昇が気温の上昇をもたらしているのである。
・大気中の水蒸気量が飽和状態となると気温が上昇するが、気温を抑制するには水蒸気を開放する、つまり降水が発生する必要がある。アメリカの例だと、東南部の夜間の気温が日中よりも上昇するのは、夜間は気温の上昇に伴う雲の発生が抑制されているからである。(つまり、大気中の水蒸気が解放されにくい。)
・過去に何度も力説しているが、水蒸気は地熱の上昇に伴う海水温の上昇により水分が大気に供給されることで増加しているのである。(図1)

 1950年から1990年における大気中の水蒸気量はほとんど変化しておらず、気温も顕著に上昇していなかった。一方二酸化炭素濃度は1950年代にはすでに上昇していたが、その温室効果は限定的であることがわかる。1990年以降の海水温の上昇は海底の地熱によりもたらされたのであり、2022年はトンガの海底火山噴火による水蒸気量の増加とエルニーニョが重なり気温が急上昇していることからも、この因果関係を裏付けていると言えよう。
・気象現象はあらゆる要素が関連しており、二酸化炭素だけを見て予報することはできない。もしある予報モデルでカテゴリー4のハリケーンがフロリダ州に向かっているが、他のモデルでは違う方向に向かっているという結果が出ている場合、比較検討しないということがあり得るのだろうか?またモデルと観測値を比較しないということもないだろう。地球温暖化モデルの荒唐無稽さは、観測地と比較すれば明白である。(図2、図3)

・また海水温の変化についても見てみよう。(図4,図5)

 1950年代に増加していた二酸化炭素は、なぜ気温上昇に寄与していないのか?またなぜ過去30年間において、海水温は上昇し続けているのか?
 ・メディアの情報攻勢は、ハリケーンシーズンに集中している。今年は急速にラニーニャ現象が発生し、大西洋は温暖になることが予想されており、ハリケーンの発生も多くなる可能性が高い。(図6)

 ・ただ2025年は、ラニーニャの反動で気温が低下する可能性がある。ただ2024年の状況が悪ければ、プロパガンダは継続し、人々の意識に刷り込まれるだろう。メディアは一方的な情報しか流さず、地球温暖化を否定する言説は無視するのであり、こういった情報に惑わされてはならない。

2.本記事読後の感想
  メディアに対する不信感を持つ人々は増えてきているが、それでもなおメディアの影響力は健在である。それは多くの日本人が愚かだからであり、テレビ、新聞、週刊誌という悪質な情報源を無批判に受け入れてしまっているからである。
  日本は愚かであることのコストが低すぎるが故の悲劇があり、情報リテラシーのなさが人生の損害に直結しにくい。ただ優良な情報源というのは最も得難い資源であり、このことを自覚していなければ、常に劣悪なメディアに騙され続けることとなる。他の人と同じことをしていては、不確定要素が多いこの世を生き抜いていくことはできないのであり、情報リテラシー、科学リテラシーを身に付けていくことが世を切り開いていく力となる。

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