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中途半端な情報は、情報工作か?(CFACTの記事)

写真出展:CouleurによるPixabayからの画像https://pixabay.com/ja/users/couleur-1195798/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3063992

 2023年3月20日にCFACTは、ワシントンポストの温暖化扇動記事と今後の気温の見込みに関する記事を発表した。内容は、ワシントンポストのアメリカ東部の暖冬を根拠とした、春の早期到来を扇動する情報を長期予報の観点から否定し、地球温暖化論者の非科学性を批判するものである。
幸いなことに、今年の冬は極端な寒波や大雪には見舞われなかったものの、東京の桜の開花が最速記録タイになっているなど、温暖化を煽るネタには事欠かない状況である。こういった扇動情報に惑わされないようにするための参考として、本記事の概要を紹介させていただく。

↓リンク先(Is half information disinformation?)
https://www.cfact.org/2023/03/20/is-half-information-disinformation/

1.本記事の内容について
 ・今年の冬は、割合平穏な日々が続いた。ワシントンポストはアメリカ東部の暖冬を根拠として、今年の春は平年よりも早く到来し、暖かくなると宣伝している。しかしながら、成層圏の温暖化とマッデンジュリアン振動により、4月は平年よりも寒冷になることが予想される。相変わらずワシントンポストなどが温暖化を煽り立てているが、平年値との比較で事実関係を確認してみよう。(図1、図2)

図1
図2

・3月~4月の平均気温は、過去10年間の平年値と比較して低くなっていることが分かる。2月についても、過去15年の平年値と比較して低い地域が圧倒的に多い。2月~4月の平均も見てみよう。(図3、図4)

図3
図4

2003年~2012年の10年間は、平年よりも温暖だったことが分かる。過去10年間の2月~4月の平年値も見てみよう。(図5)

図5

 ・特にアメリカ中央部は平年値よりも寒冷となっている。このことは、トウモロコシなどの主要農作物の成長期に悪影響をもたらす可能性が高いことを示している。もっとも、アメリカは飽食による健康被害に苦しんでいることから、農作物生産量の減少は、人口減少につながらないだろう。気候変動論者は、二酸化炭素以外の要因を全て捨象して気候変動を語ろうとする。温室効果ガス排出ゼロなどの非現実的な政策を批判せず、一つの要因でしかない二酸化炭素だけを特筆して論じるのは、アメリカの国体を破壊することになるだろう。

2.本記事読後の感想
 地球温暖化論者の非科学的な側面については、嫌気がさすほどに取り上げてきたが、この春においてもその傾向は変わらないだろう。目の前のことにもっともらしい理由を付し、人々を騙して自己の権益を確保しようとする、これが地球温暖化論者の正体である。
 こういった愚かな人間たちがいなくならないのは、情報工作に負ける人々があまりにも多いからである。科学が風評に負けるではないが、日本人は定性的で断言的な物言いに兎角弱い。原発アレルギーなどはその最たるもので、理解し得ないものを恐ろしがっても問題は解決されないのである。最も大事なことは、物事を深く知ることである。
 テレビ、新聞、週刊誌といった悪の三種の神器を忌避し、インターネットや専門誌などで丁寧に情報を収集し、学んでいく姿勢こそが重要である。日本は、先進国の中で大人が最も勉強しない国とされている。過度に競争が激しくないのはいいが、勉強しないで楽に生きていけるような世の中でもよくない。長時間でなくても、極端に難しくなくても勉強する姿勢を忘れてはならない。子供は大人たちをよく見ている。勉強しない大人は、子供たちの将来をも暗くしてしまうということを強く認識してもらいたい。

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