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かーずSPが貧乏だった話と、資産形成はめちゃくちゃ面倒くさい件

新年、あけましておめでとうございます!

そんな正月気分が抜けないうちから、新春一発目がお金、マネーの話で恐縮です。

■複業から専業になっても、収入は二倍にはならない(人による)

昨年、縁あってあの『オタリーマン』

よしたに先生にお会いすることになって、実に楽しかったなー。

他にも何人かその場にいたんですが、全員フリーランス。
その席で投げかけられた質問が印象深い。

「フリーランスになってから、収入は二倍になりましたか?」

要は、それまで会社勤めの時間を本業に充てることで、その時間分を稼げているのか、という問い。

僕の答えはNoである。1.x倍にしかならず、社会保障もキツい(国民健康保険が3倍~4倍くらいに跳ね上がった)。


■バカ舌だからこその節約術

もちろん、生活防衛資金はキープしつつフリーランスになってるのですが、一年前に退職してから、お金にケチだったのが、ドケチという上級にクラスチェンジした。

スーパーで半額シールの惣菜を買い込んで冷凍することで、食費もだいぶ抑えてます。

チヂミ、ピザ、ケーキ、グラタン、おにぎり……調理済みの料理って、けっこう冷凍しても旨いままなんだな!って新発見。

でもこれは僕がバカ舌で、食にこだわりがないからこそ通用する技だとも思う。

食べることを人生の上位に置いている人にはストレスが溜まりそう。

なんなら僕、3ヶ月以上毎日、スーパーの餃子を食べ続けても飽きなかった。周りから驚かれて変人扱いもされたくらい。


■借金背負って、人生マイナススタート

思えば20代の頃は貧乏だった。

https://www.karzusp.net/archives/20044740.html

この退職エントリにサラッと書いた「製麺業の父親が脳出血で倒れた」話。

このとき、我が家に300万くらい借金があったんですよ。

業務用の冷蔵庫の残りローンを支払い、3ヶ月くらい滞っていた製粉会社への支払いを、僕の預金で立て替えました。

CMでダンスしてた某サラ金からも13万くらい借りていたな……(家族には内緒にしていて、サラ金のカードが出てきて発覚)

僕は当時、新卒で入った生協で心身がボロボロになって退職したニート。わずかな貯金どころか借金になり、人生がマイナスでリスタートしてビビったわ!

それでもいまだに生き延びていられるんだから、人生っていうのは、生きている時点で勝ちだなって感じる。

そして、このときに後悔した教訓は、親の財政管理もチェックしておくべきだったこと。

特にうちは自営業だったんでなおさら、お金の話は家族内でやっておくべきだった。

■悲しきマンガの拾い読み

そんな感じで両親の自営業は廃業。

別の製麺会社に吸収される形で、お得意さんも、製麺機も、僕も、移管された。

まずは借金を返すために、節約に専念した。

もう25年以上前だから時効ってことでゲロしちゃいますけど、マンガを買う金すらなくて、夜中にジョギングするふりをして、捨ててあったジャンプとかマガジンを拾っていました!なんという黒歴史……

自販機ではジュースを買わず、家からペットボトルで水やお茶を入れていた。大学生の頃がよほど余裕のある暮らししてたッス。

コンビニは高いから、公共料金の支払いでしか入らない。

僕はペプシが好きなんですけど、毎日500mlサイズを150円で買うくらいなら、1.5リットルをスーパーで買って、3日間で飲み切るとか。

まあ、これは今でも続けている習慣(コンビニはチルドのラーメンが好きなんで、それのみ買ってる)で、今でも地味に生活コストを下げる手段になっているんですが。

自販機もコンビニも、スーパーに行けばもっと安く売ってる。わざわざ値段が高い店で買いたくないって心理が、今でも働いちゃう。

こんなケチケチマンでもオタク趣味はやめられず、20代後半の赤字時代でもゲームや本は買ってました。でもゲームはワゴン、本は古本が当たり前。TVアニメは無料なのでありがたかった。

こういう娯楽がなかったら心が壊れてたんじゃないかな。エンタメは精神的なエネルギー、支えになる。生活必需品です。

今は電子でカジュアルにポチれるようになったおかげで、人生3回分くらいの読書量を積ん読にしてるし(電子書籍は積ん読が可視化されないから、たちが悪い)、ニンテンドーやプレステストア、Steam、FANZA、DLSiteで10回転生しても追いつかない積みゲーを抱えてしまっている……

■会社の近所に引っ越した
父親が脳出血で半身麻痺になり、障害者ということで、都営住宅の優先抽選枠に当たって、そこで人生リスタート。
ここで家賃負担が減ったことと、上記の節約など組み合わせて、なんとか借金を完済。
その流れで貯金を作って、会社の近所に一人暮らししました。
その頃から増え始めた副業のライター業。その時間を作るには、通勤時間をゼロにするしかない。
ワンルームの湿気ジメジメ、ケータイの電波が届かないボロマンション。
この時にNHKのネットスターって番組の取材が来て、司会者の人に「お金持ってなさそう」ってコメントを頂くんですが(笑)
まあ家賃が安く済んだので、そこでコツコツとお金を貯めることはできました。
通勤時間をライター業という副業に置き換えることができた。これが後に自分の仕事やアイデンティティにつながるのだから、会社の近所に住むというのは振り返ってもナイス判断だった。

■フリーランスの節税、三種の神器

話がそれた。

フリーランス=自営業に限らずですけど、お金の支出と収入を意識して、増やすことを考えねば人生が立ち往かなくなる。

……という人生の教訓を痛いほど思い知った。

なので、やってることはこちら

・小規模企業共済制度

退職金を積み立てて、その分を控除にできる=節税効果がある制度。

収入が多いときはマックス70,000円

収入が少ないときは1,000円

と、不安定な収入でも、自分で掛け金の調整もできる優れた制度。

フリーランスになってからしばらく知らなくて、もったいなかった……。

会社員からフリーに移行した人は、退職証明が必要になる。源泉徴収とか取りに行って、銀行と自宅を2回も往復した。

・iDeCo

会社員時代は月の上限が23000円でした。フリーランスになったら上限が68000円になり、目一杯買ってます。

始めた頃は自己肯定感が低い弱気マンだったので、元本保証のあおぞらDC定期に一択。しかしこれがイマイチ。

数年続けていたら、評価額はマイナス1万円くらい。元本保証なのに何で!?
……たぶん口座管理料と手数料で足が出てるんだと思う。

今は自己肯定感も上がったこともあり(これ関係ある?)SBI証券の「オリジナルプラン」から「セレクトプラン」へ移行して、

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

に極振り中。

家事やってる時に両学長のYouTubeとか見てるんですけど

全米株への長期投資では、三分の一くらいの期間はマイナスになるって言ってました。

つまり、マイナス評価損に耐える精神が必要ということ。

でも、そもそもiDeCoは60歳以上にならないと受け取れないので、焦って割合を変えないように腹をくくらねばならない(と自分に言い聞かせている)

※別の両学長の動画では、iDeCoは引き出すタイミングで暴落している可能性があるから、50歳を過ぎたら債権や元本保証にスイッチングしろって言ってます。

・つみたてNISA

毎月33333円をフル活用。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

特に 全世界株式とS&P500に多めに割り振ってます。

これはアメリカも、全世界も、人口が今後も増え続けるシナリオを自分が描いているから。

この予想がズレない限りは変えるつもりはない。

でもそれなら、中国やインドはどうなの?と思うんですけど、新興国は人口が増えても、不正がはびこったり、業績が株価に反映されないことがあって信頼できない。

日本だってインサイダー取引が普通に行われてる。何かの発表前に不自然な急カーブが当たり前。でも、それで逮捕されるのはごくわずか。
市況かぶ全力2階建みてると、こんな話が目立つ。

中国も、いきなりゲーム禁止になったりして、政治が経済に及ぼすイレギュラー要素がでかい。

消去法で、アメリカは株主保護マインドやフェア精神が高い分、信頼できるという理由です。


で、この話はオチはないです。
今後アメリカが未曾有のピンチで半壊するかもしれないし、世の中を予想するなんて不可能。だからまあ、今の自分が納得する形で未来を考えていかなきゃなーって。
今年一年の抱負でもなんでもなかったな、これ……。
あとは健康第一!
本年もよろしくお願いします!

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