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娘氏が、競技かるたにどハマりしたらしい。

※Facebook2022年1月10日の投稿の再掲です。内輪向けの日常ブログからの転載となりますこと、ご容赦くださいませ。

スクールの百人一首大会の決勝に向けて、毎日練習している娘氏(小4)。
昨夜は、40枚1セット(ベスト8仕様、読み札は50枚)と、50枚1セット(決勝仕様、読み札は100枚)で2回練習。

何気なく録画をしてみたら、娘氏が何度もスロー再生しながら、反省点を述べていたので、私の学習がてら解説してもらいました。本人曰く、「快心の取り」はないそうです。実際、ほぼ2秒かかっており、素人的には十分はやいと思うのですが、これだと一字決まりの札などは確実に抜かれる、というのが競技かるたの世界みたいです。以下、本人による解説。

※動画は前に読まれた句の、下の句の途中から始まっています。その後、一拍おいて次の句の上の句が読まれた瞬間が勝負どころ。

1)おぐ
「おぐらやま/いまひとたびの」の札。
決まり字は「おぐ」なので、「ぐ」で取らないといけない。
札の場所もわかっていて、手は「おぐ」で反応できているが、一旦手を引いてしまっているので「や」で取り。
引かずにそのまま行くべきだった。
※本当は決まり字は変化していたのかもしれませんが、そこまでは把握できていないとのこと。


2)この
「このたびは/もみちのにしき」の札。
決まり字は「この」なので、「の」でとらないといけない。
札の場所もわかっていて、からだは「この」で反応できているが、手は伸ばせていなくて、「た」で取り。
手が高いのかなあ???
※本当は決まり字は変化していたのかもしれませんが、そこまでは把握できていないとのこと。


3)きみがためお
「きみがためお/なかくもかなと」の決まり字が6文字目の大山札。
「きみがためお」と「きみがためは」の大山札を2枚とも自陣に持っていた。
「き」で始まる札はそもそも3枚しかないので、自陣に2枚並べておけば「きみ」で取れる(決まり字の変化、2枚同時に払う)(もう一枚の「き」は敵陣にあったので「き」では取れない)。
決まり字の変化を理解して、自陣に2枚並べておく配置までは良かったが、「きみ」で取れず、「きみがため」まで聞いてしまった。
本来の決まり字は「きみがためお」なので、それよりは短く取れたけど、「きみ」で取りたかった。


4)つき
「つきみれば/わかみひとつの」の札。
決まり字は「つき」なので、「き」でとらないといけない。
からだも反応してないし、「ば」で取ってるので、全然だめだなあ。
※本当は決まり字は変化していたのかもしれませんが、そこまでは把握できていないとのこと。


ここまで完全に独学。これ以上の上達には、もう家庭では無理だと思われるので笑、いよいよかるた会を探さねばなりませぬ。かるた会は、要するに、競技かるたのクラブチームみたいなものらしいです。だから、どのかるた会に所属するかは、わりと大切みたい。そもそも初心者の小学生を受け入れてくださり、育ててくださるところは多くないと思われ、絶賛リサーチ中でございます。

それにしても、、、

100首読まれるうちの50首は、そもそも空札(場に札がない)なわけだから、上の句の最初の数文字の間に、
1)空札の可能性を考慮しながら、
2)自陣の札の配置、
3)敵陣の札の配置、
4)これまで何が読まれたか?
の4要素をすべて把握して、状況により常に変化する「決まり字」を理解しながら、秒で、いや0.1秒でもはやく、正確に取るって、、、完全に神々の遊びなんだが。。。

娘氏が、ふとしたときに「競技かるた楽しい、、、」としみじみ言っており、楽しいポイントを聞いてみたら、「決まり字でバシッと取れるとほんと気持ちいい!」とのことで、つまり、「決まり字で取る」とは、上記で垣間見たような世界を極限まで突き詰めた世界なわけで、、、たしかにそれは気持ちよかろう、、、と思いました。。。

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