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ありがとうとこれからも



タイオン plan.1

『ナイルの西で』 

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無事終演いたしました!どんな形であれ、関わってくださった全ての方へ最大限の感謝!本当に本当にありがとうございました。



と、下書きに保存してから1ヶ月が過ぎようとしています。



何度かのPCR検査を経て、身の捩れるような不安に脅かされながらなんとか無事に本番を迎えられ、いろんな人たちに支えられ、観ていただき、何事もなく無事に幕を下ろせたあの日々から1ヶ月。心の整理をする時間も余裕もうまく取れず今に至るまで更新できずにいてすみません。

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早かったなぁ。個人的にいろんなことがあったような気もするしなかったような気もする。



舞台の上で呼吸ができる幸せ。言葉を発して、観てくださっている人たちの心の中に入り込んでいくことができる喜び。面会などは一切できなかったけど、感謝をどれだけでも伝えていたかった。ご来場いただきました皆様、そして来ることはできなかったけど応援の言葉をかけてくださったり、気にかけてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。並びに関係各所の皆様、本当にありがとうございました。

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さあ。少しだけ息をはいて。


ちょっとの振り返りと未来のことを。



自身のものすごくプライベートな話なので、特筆すべきことではないのかもしれないけど、さほど視聴者数もいないであろう、本音を吐露するようなこの場所においてなら許されるかと思って綴ってしまおう。


あらかじめ言っておくね、急にごめん。笑



会いたい人にはちゃんと会いに行こうっていうことをテーマにした作品であった前回の舞台。そんな本番中、大切な人に二度と会えなくなった。(原因は今世間を騒がせている流行病ではないとのこと)



作品が作品なだけに、どんな皮肉かと笑った。悔やもうに悔み切れず、ちゃんと悲しみを悲しみとしてだしてあげられなかったせいなのか、いまもふとした瞬間に感情が零れ落ちてしまいそうになる。



そんなこともあり、せめてこの舞台中、自分が演じる役の子には会えなくなる前にちゃんと会わせてあげようって気持ちが強かった。よかったねと俯瞰して感じている自分がいた。台本通りやってれば会えるんだけど、ちゃんと、ちゃんと時間を過ごす大切さを痛感した。




本当にあるんだなあって。そんなこと。そんなふうに思ったことを覚えてる。


人はいつのまにか離れていってしまう。大切な人、大好きな人。ちゃんと想い伝えられてんのかなって考えると全然できてない自分に気づくけど、ふと思い出した時に電話してみるとか、そんなんで全然いいと思う。舞台の設定は10年前で、SNSとか普及したばかりだったから、インターネットで繋がるのは最初の手立てがないと難しいってなこと言ってたけど、今の世の中、案外簡単に声聞けたり近況報告し合えたりする。無理にとは言わない。連絡くらいとるのもいいことでしょう。




元気にしてんの?

最近どう?

気楽に送れるからこそやんないようなこと、もっと気楽にやって行かなきゃね。まぁ返信返ってこなかったら寂しいけどね。




そんなこともあり、私は覚悟をしたんです。


もっとちゃんと表現者として生きて行こう。


糧だとか壁だとか、そんな簡単な言葉でその人の人生を軽んじてしまうようなことはしたくない。そんなんじゃないしそんな風にして生きてきたんじゃないことをわかっているから。だけど、バトンを託されたなら、その想いを全部受け取った上で自分の人生を生きていかなきゃならんのだなと思ったから。思ったから、改めてちゃんと覚悟をした。


ターニングポイントになるような作品だったと思います。


真ん中に立って、共に空間を作り上げていく人たちとちゃんと呼吸し合おうとし、そして自分の心が零れそうになってる時は支えてもらい、自分の行動の一つ一つを役として生きる上で適当にするために思案し。そうした結果のなか届いていた声が、「生き生きとしてた」「輝いてた」「泣いた」それがすべてなんやと思えた。



これからも舞台で立って呼吸していくためにまず必要なことを再認し、それを同じ作品を作っていく人と少しだけでもご一緒できたと思えました。


すごく大変やったけど、めちゃくちゃ自分の中の軸ができたと思える時間をすごせました。本当に感謝。誘ってもらえたこと、観てもらえたこと、何度も何度もいいますが、本当にありがとうございました。

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そして、今、世の中は三度目の緊急事態宣言。


予定している舞台に関しましては、また改めて公式の方から発表があると思いますので、暫しお待ちください。


さっき記述した通り、舞台音楽ダンス絵、全てを含む表現者として生きて行こうと思っていた矢先。


同じく舞台やLIVEを控えていた人たちから「中止」や「延期」の声が次々に上がってきていて、心の底から悔しくてたまらない。娯楽だからいいのかな?二週間それを発令したところで本当に現状が良い方向にむかうのかな?いつになったら気にせず生活を送れるようになるかな?いろんな嫌な気持ちが湧き上がって包み込まれてしまいそうになりますが、だからって歩みを止めてしまうのはきっと絶対違う。


模索してます。だけどできることはきっとたくさんある。



KARUというシンガーソングライターも

森原彩夏という役者も

まだまだ経験が足りないしまだまだこれからでしかない。




ここで止まるには惜しい。だから進む。

だから一緒にいて欲しい。

応援してて欲しい。

時間を、気持ちを、私に届けて欲しい。

何倍にもして返していくから。

表現という形にならないもので、そばにいさせてください。




5月5日正午12時 PV公開予定。

5月16日 ワンマン開催予定(未定)


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どうぞ宜しくお願いします!

KARU・森原彩夏

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