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わたしたちと猿博打(=三匹と三羽)のこと

こんにちは、かるがも団地のこともりです。
いつもお世話になっております。うふ。

次のかるがも団地の活動は、
猿博打っていう劇団との合同企画、
三匹と三羽 vol.2『WWW.』 という公演です。

WWW. フライヤー

わたしたちとしては猿博打と仲良しなのはもうあたりまえなんだけど、
もしかすると周りから見たら「なんでかるがも団地と猿博打?」って感じなのかしらと気づき、したためちゃおうと思います。


猿博打とは

大きな声は面白い」を合言葉に活動している武蔵野大学演劇サークル出身の劇団。
メンバーは主宰で大きい声担当の河村凌さん、
脚本・演出もしている村上弦さん、
大きい声担当の板場充樹さんの3人。
全員役者として外部団体の公演にも多数出演しています。


出会い~癒着編

猿博打との出会い、それは2019年の秋にさかのぼります。
かるがも団地の第3回公演の男性役募集のオーディションに、板場くんと村上さんが来てくれたことが始まりです(河村は??)。
芝居がじょうずでフルーツポンチの村上に似ている人と、
カラッとしたツッコミが面白い声がでかい人が来てくれたなあ、と思っていました(河村は??)。

お芝居しているところを見たことがある方はご存知でしょうが、
まあ板場さんも村上さんも魅力的なので(河村は??)、ぜひ出演してほしい!ということになりまして、まずは板場くんにお声がけしました。

板場くんが初めてかるがも団地に出てくれた作品は2020年3月上演の『ありったけサンセット』。

ありったけサンセット フライヤー

人当たりがよく、みんなの求める姿に自然と応えてしまうが故に自分を見失ってしまう蓮という役をしっとりと演じてくれた…のはもちろんなのですが、
かるがも団地恒例のモブキャラの完成度がもうピカイチで、かるがも団地は3人とももうメロメロ。
板場くんの対応力がエグいせいで、まるまるワンシーン板場くん全任せのセリフが書いていない場面があったくらいです(「逗子の高校生、来て喋る」って脚本に書いてある)。脚本家の怠慢を許すな。

『ありったけサンセット』での板場くんの爪痕や猿博打の公演での3人のすばらしさを受け、わたしたちは猿博打沼にずぶずぶとはまっていくのであります。

第4回公演『君の街によなよな!』では河村凌さんに主演で参加してもらい(やっと河村!)、
唯一無二の演技体と稽古場での明るくご機嫌な姿にもうメロメロ。

君の街によなよな! フライヤー

第5回公演『意味なしサチコ、三度目の朝』では村上弦さんにW主演の一方を担ってもらい、
溌溂とした姿の中に秘める儚さにさらにメロメロ。

意味なしサチコ、三度目の朝 フライヤー

まさかの3公演連続で全員を起用しちゃうほどかるがも団地は猿博打のみんなのお芝居が大好きになってしまったのでありました。

共通点

わたしたちが劇団ぐるみでなかよぴになれたのには、
共通点がたくさんあるのも理由のひとつ。

・猿と鴨を団体名に冠する動物劇団
・男女3人組
・旗揚げ公演が数か月違いでほぼ同じ
・出自が演劇界におけるいわゆるメインストリームではない
・構成員のほとんどが1995年度生まれ(河村は違う)

てなわけで、こんなもんはシンパシーを感じざるを得ないってわけです。
右も左もわからないし、直属の先輩劇団みたいなものもないなかで、一生懸命小劇場演劇界をうろついてきたわたしたち。
うろつく中で出会った猿と鴨、こんなんダチやん、ダチでしかないやんなあ。

ちなみに相違点は
・華があるかないか(ない方がかるがも団地)
・舞台上でギャグをするとき客席を見るか見ないか(見ない方がかるがも団地)

わたし(たち)が思う猿博打の魅力

まず第一に、とにかく3人ともお芝居が良いのです。そして3人ともものすごく声がでかい。
声がでかい、そして声を張っても聞き心地が良いというのは本当に才能です。
しかもそれが3人いて3人ともというのが奇跡的だと思います。

見た目も声も個性的で一癖あるキャラクターも説得力を持ってできちゃう河村さん、
すっげえパワーの声を出すこともできるし可哀そうな役も似合っちゃう二面性をもつ村上さん、
シリアスもギャグもなんでも120%のクオリティでこなす板場くん、
そんな個性豊かかつ粒ぞろいの魅力があるんですこいつらは。なんなんだよ。

そして何より、猿博打はまぶしい
友だちのはずだし、プライベートでも会ったりしているはずなのに、3人そろった猿博打はとてつもなくまぶしいのです。
ほとんど同い年、歴も同じの彼らですが、わたしは3人で芝居しているところを見ると、
「ちょっと年上の大好きだった先輩たちが、まだ3人でバカやっていてくれている」みたいな煌めきと憧れを感じてしまいます。

遠くにあるけど、すごく光っているから近い気がする?近くにいるけど、たまにまぶしくて目を細めてしまう?どちらでしょう、どっちもかもしれないな。

愛はいいとして、三匹と三羽の話

猿博打の沼についてはもうご理解いただけたと思いますので、
合同企画:三匹と三羽のお話を。

上記の通り意気投合した我々は、
一緒に公演をつくっちゃおうという話になりました。
その約束をしたのが2020年大晦日のこと。

藤田宅にて、契約書(手書き)に拇印を押す藤田と見守る河村さん

そこから1年かけてじわじわと準備を進め、
2021年12月、三匹と三羽 vol.1『野良犬』を上演しました。

野良犬 フライヤー

脚本・演出はじめスタッフをかるがも団地が担い、
猿博打3人が中心人物として出演しました。

かるがも団地でも猿博打でも行わないような、後味のわるいヒューマンサスペンス
人同士が寄りかかり、縛り合うことでぐずぐずと崩れていく人間関係を茅ケ崎の海辺を舞台に描きました。

次の三匹と三羽の公演

そんな三匹と三羽が1年3か月ぶりに復活します!
今回はWeb上でつながった人々同士の底知れない関係を描くインターネットサスペンス
それぞれの団体では見られないような、後味の悪い作品が見られるかも。

WWW. フライヤー

Vol.1に引き続き豪華な客演さんにもご出演いただき、
みんなで誠意製作中!
みなさまのご観劇をお待ちしております!

https://3monkeys-3ducks.jimdosite.com/

三匹と三羽 vol.2
『WWW.』

脚本・演出:藤田恭輔(かるがも団地)

出演
村上弦
板場充樹
河村凌
(以上、猿博打)

てっぺい右利き(パ萬)
後関貴大
小関えりか

《劇場公演》
2023年3月23日(木)~26日(日)
シアター711(下北沢)
チケット:https://t.co/LwkB2qjSQ1

《配信公演》
2023年4月2日(日) 19:00~4月30日(日) 23:59
チケット:https://t.co/Eo9WIBzON5

WWW. フライヤー裏


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