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ロケ地としての公園・土手とは(初心者の映画制作講座)

この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものからピックアップしてご紹介しています。


ロケ地として、公園や土手などはよく使われると思います。

僕は、都内のある程度以上の規模の公園は、
ほぼまんべんなく、ロケハンに行ってると思います。

また、実際に撮影許可の申請に行ったり、
大昔ですが、無断撮影をしてて社務所に連れていかれたりと、
カルフ撮影でもかなり縁が深いロケ場所です。


公園や土手は、日常風景として映像によく映えますし、
また物語でも扱いやすい。

一般の人々の邪魔になる心配も避けられるし、
人と人も距離も大きく取れるので安心です。


さて、そんなロケ地としての公園や土手ですが、
僕がいつも注意しているポイントがあります。

それは、集合と移動、です。


●まず集合について。
公園や土手が、駅に隣接している、なんてことは少ないでしょう。
バスなんかを使ってたどり着くことが多い。
しかも、大きな公園は入り口が複数あったりします。

なので、大勢で集まる場合は、集合時間にピッタリ揃うことが難しくなるんです。
ちょっと間違えて違う場所にたどり着いちゃったりした日には、
その人を誘導するだけで時間がどんどん過ぎていきます。

これを避けるには、ロケハンできっちり情報を共有しておくしかありませんね。


●次に移動。
公園も土手も、一か所だけでずっと撮影、ってことは少ないと思います。
こっちで撮影したら、移動してあっちで撮影…

大勢いたとしても、揃って移動できれば問題ないんですが、
途中で買い出しに行ったり、遅れてきたりする関係者がいたら、
今どこにいるのか、を連絡することが難しい。

だって、だいたい自主映画は目立たないようにやることが多いでしょうから、
公園の目立つど真ん中、というより、木陰とか建物の隣など、
すぐに分からない場所で撮影したりします。

そして、初めて来た人なんかは、出会うこと自体が難しくなります。


また、公園内や土手は車が使えるとこばかりではないので、
皆で歩いて移動することになる。
これが、結構時間を食ってしまうんです。

もちろん、駅から近かったり、交通の便がすごくいい公園や土手もあります。
自主映画を続けている人たちは、
経験から、こういったロケ地リストをそれぞれ持っているものです。

僕もいくつかあるんですが、
そういうところでは、よく別の撮影隊と出くわすんですよね…

皆考えることは一緒です。


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