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自分よりも優秀なスタッフとどう付き合うか?(初心者の映画制作講座)

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昔務めていた職場でのお話です。

ある時、僕の部下に、新しく入った新人の指導を任せることにしました。


つまり、部下に、部下ができるわけです。

「やってみるか?」

そう部下に伝えたところ、少し不安そうな反応。

もちろん、任せるからにはその部下が、
仕事内容に関して申し分がないと僕は判断していました。


部下は言いました。

「自分より優秀な人だったらどうしよう・・・」


なるほどそういうことか。


僕は、仕事を説明する時によく映画作りを例えに出します。

その時も、映画監督に例えて、話しました。


映画監督って何をする人かって言うと、
いろんな分野の仕事をする人をまとめる人だよね。

そして、
それぞれの分野の人、つまり各スタッフは、その分野の専門家なわけ。


監督はもちろん、それぞれの仕事の細かいことについて各スタッフより優れてるわけじゃない。

むしろ、

自分でできないからスタッフに頼んでるんだよ。


ほら、役者が監督やったり、作家が監督やったりするよね。

監督は監督をしている。


すべての役職について、誰によりも優れてるから、じゃない。

なぜ監督は監督なのか。

それは、作りたい作品について、一番想いが強い人だから。

その作品について、唯一答えを知ってる人だから。


一つ一つの仕事ができるから作品ができ上がるわけじゃない。

一つのゴールに向かっていろんな仕事を集結させるから、
作品ができ上がる。


この順番を間違えちゃいけない。


「だから、優秀な部下がいたら、それはラッキーなことだよ。自分が進んで行く方向性について、しっかり関係を作っていけばいい。」

と、僕は部下に言いました。


部下は、少しホッとしたようでした。



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