サルベージされた遺失物

PCの中身もクラウドからも全部消して、10数曲作った音楽データ全部さよならバイバイかと思ったしばらくしたあとにクラウドに自動で保存されていたことに気付いたもののうち、ちゃんと完成形のまま残っていた曲

タイトル
「朝焼け、あなたが紡いだひかり」

歌詞

窓辺にそっと心を置いてきた
いつまで経っても忘れられないこと
閉じた絵本の思い出の話
聞かせてもっと、時間が終わるまで

秋になってずっと痛んでた傷が
治った気がして急に寂しくなる
わたしの日々はこの傷みたいで
その終わりが今日、来たんだなぁって

暗い、暗い、暗い夜を超えて
朝になったけど誰も居ないみたいな
永遠に止まらない時計の針が
ただただ怖いこととか、話していたくて

夕暮れ、ささやくわたしの旅路を
歌にしてみたり 笑い飛ばしたり
あれから随分色々あったけど
変わらないままの想いがここにある

朝焼けにぎゅっと心をさらわれた
あの赤にそっと恋をしてみたり
涙の色が青く映るのは
あなたの心が美しいからだよ

眠気に紛れた気持ちが
夢に溶けて、夢に溶けてゆく
ああ全部がこのためにあったみたいな
今日を生きている

まだ誰も知らないわたしの明日を
歌にしてみたらどんな感じかな
あれから随分色々あったよ
間違いなく今もずっと、

涙もあの帰り道も
忘れちゃったこともまだ覚えてることも
夜空も願いも痛みも
通り過ぎてたった一つの言葉だけが残るよ

朝焼け、あなたが紡いだひかりは
変わらない空に意味を歌い出す
あれから今までなんとかやれたから
明日のことも好きになれるんだよ

間違いなくそれはきっと、

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