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古都に住むということ

一時帰国中の今、エアビーで借りた部屋に住むこともうすぐ8ヶ月。世界遺産がたくさんある古都に住んでいます。日々、ふとした瞬間に癒されることがたくさんあります。今この状態でここに住むことを選んだのは、今となっては、どれだけ自分の心を楽にしてくれただろう、と思う今日この頃。

同じ、そしてより有名で華やかな京都にも住んだけれど、なぜこんなにも、私は奈良が好きなんだろう、と思うほど。京都と奈良は、似て非なるもの。

歴史の刻まれた寺社仏閣がすぐそこにある。自然もたくさん残っている。

便利な現代の生活と、変わらぬ古の空気が、見事に共存している感じ。人も あくせくしてなくて、それも心地いい。

奈良の良さを積極的にアピールして、観光客にきてもらおう、という欲も感じられない、でも、それが良い。もっとうまくプロモーションすれば、これだけの観光資源があるのだから、もっともっと人で賑わうだろうけど...

世界遺産である平城宮跡をぐるりと早朝ウォーキング。まだ日の出前の宮跡を歩くのですが、何も目を遮るものがない中、日の出前の空の美しさと言ったら!毎日その空の模様は変わります。1日として、同じ空はなし。この空見たさに、このウォーキング、続いているような気がします。

私は神社が好きなのですが、あちこちに有名な神社があります。そんなところへも、気軽に行けてしまう。神社に参拝するのも、心が平穏になります。

少し、気持ちの良い空間を散歩したくなったら、奈良公園へ出かけたり、ならまちをぶらぶらしたり。古い町並みに、ほっこりします。

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この6年近く住んでいた上海は、大都会。IT化がとても進んでいて、それについていかないと生活自体が不便になる程。何年住んでいても、外出するたびに「え、ほんとですか?」という光景に必ず出くわすエキサイティングな街でもあります。そんな生活は、飽きることなくとても楽しかったけれど、それも、この古都が醸し出す美しさと豊かさにはかなわないな、と思っています。

そうはいっても、自分のホームはいまは上海。戻りたい気持ちは変わりまりません。今しばらく、この古都で、いい意味でのこの6年の疲れを癒して、また刺激的な街に戻っていきたいと思います。

ふとした光景に、ここでしかこれは味わえない、と噛み締めています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

Have a nice day♫

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