マガジンのカバー画像

帰国子女2男2女の子育て

22
全く個性の違う帰国子女2男2女の子育てのいろいろ。失敗もたくさんしてきました。子育ては、子供の数だけある、そんなことを伝えていきたいです。
運営しているクリエイター

#Terakoyacommunity

28年間の日本と海外の子育てを終えて今思うこと

今年度ももうすぐ終わります。 2男2女の末っ子も、JKを卒業して大学生になります。 ということで28年間続いた長〜い長〜いわたしの子育てもほぼ終了というところでしょうか。 あとは自分の力でしっかり切り拓いていってほしいと思います。 そんな今思うままに書き留めておきたいと思います。 子供が小さい頃、どう思っていたか子供を連れて公園に通っていた頃に先輩ままの口から 「子育て終わって、これからどうしよう、わたし何もない」 というのを聞いて、 「絶対そんなことをいうよう

前代未聞の状況の中で、初の海を越えた卒業式

末っ子の高校の卒業式でした。 去年は、コロナウイルスの急拡大で、日本に退避帰国したまま戻れなくなった生徒も多く、初の事態で卒業式も行われませんでした。 コロナにより、色々な規制が入り、18歳を過ぎた生徒は、再度中国入国ができなくなり、卒業の時点で、上海から参加の生徒と、日本から参加の生徒がいることが想定できていたので、海をこえた卒業式に向けて準備がされました。 受験などで帰国して、現地に残る生徒は3分の1ほどの20人にも満たない数。 オンライン組は、校長先生の後ろに、

コロナ禍で少子化が10年加速って?

先日ニュースを見ていたら、こんな報道が。 ”少子化が10年加速”って本当に?と二度見してしまいました。 確かに、コロナ禍での妊娠・出産は心配が尽きないので避けたいだろうし、もしかしたら減給という現実が起きているのであれば、将来を危惧してしまうだろうし、これは無理もない結果なのか? そうでなくても、少子化が叫ばれてからひさしい...他国に比べて、少子化対策が効果を上げている、とはとても言い難い。ほとんど改善していないのでは? 中国の上海の女性たちの妊娠・出産の環境と比べる

ムカついて、惨めな思いをしたその先には?

人がやる気になる時って、どういう時でしょう? やりたいことを見つけて、「絶対やりたい!」と心に火がつく時。これはとてもいい流れですよね。 ところが、ポジティブなことでなくても、結果的に良い方向に向かうことがある、というのを立て続けに体験したのでそのことについて 今日は書こうと思います。 我ながら、ほーっと思ってしまったので(笑) ムカついたら主人がただいま一年ぶりに一時帰国中。彼は、「どこ目指してるん?」というぐらい、走りに行ったら2時間ぐらい帰ってこない人。 「一

オンラインコミュニティで2週間に一度今の自分の思いを 整理して見ませんか?

日本で自分の英語教室をしていた時、非常勤講師としてあちこちで教えていた時、そして上海に住むようになってから出会った方たちから 語学のことだけでなく、子育てのこと、受験のこと、そして自分のこと、駐在社会の人間関係💧などいろいろなことを相談されてきました。 おそらく、子供の数が人よりちょっと多くて、住んでいたところが人よりちょっと多い分、経験値が高いから相談されるのだと思いますが。 そして、ずっと思っていたのが 「子供の学校関係のしがらなみなく、”母”とか”妻”とかではな

行き過ぎの?早期教育に思うこと

上海人の友人と話しました。彼女の息子さんは一人っ子の2歳3 ヶ月。 もう半年ぐらい前から早期教育の教室に通っています。ところが、ほかにも、礼儀を学び、体力をつけ、運動で頭を刺激するという運動の早期教育の教室もあるようで、ご主人の意向もあり、そこへも通わせることになったから、ものすごくお金がかかる、これでは、一生かなり働かなくてはならない、と言っていました。 8ヶ月から入れる教室から通っている子は、やはり大人の話を聞いても理解が早いし、挨拶もちゃんとするし、とにかくいい子の

17歳、初めて社会の不条理を体験する

受験の終わった娘。バイトしたい!と年末年始に人生初のバイトを経験中。 タイムリーなバイトです。 年末は郵便局、年始は巫女さん😊 郵便局は朝6時半に出ていたのですが、巫女さんにいたっては、6時前に出て、帰宅するのは夜8時半😅 今年のお正月は厳しい寒波ということで、一日外で販売、しかもコートなど着れないので、暖を取れるようにいろいろ揃えました。 極暖ヒートテックを重ね着二枚、分厚いタイツーこの下には普通のタイツー、さらに足袋を履きます。そして、爪先に貼るようカイロ。体に貼

美術館で 子育てを思う

東欧・スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催されている、世界最大規模の絵本原画コンクール『ブラチスラバ世界絵本原画展』(以下、BIB)。その第27回展(2019年10月から2020年1月に開催)から選りすぐられた作品の展覧会が、「奈良県立美術館」で、開催中で、今日が最終日。1965年にユネスコと国際児童図書評議会の提唱により創設されたBIB。1967年に第1回展を開催しており、半世紀以上の歴史を誇り、日本人作家も数多く参加しています。 末っ子と二人行ってきました

この歳にしてJKとともに初体験

オンライン授業の末っ子、本当に出かけることもなく煮詰まる模様。そうかと言って、今どこか人の多いところへ遊びに行くのは避けたい。そこで彼女が選んだのは、なんと ”お写経をする” ということ。なぜだかわかりませんから、以前から「お写経やってみたい」と言っていたので、世界遺産薬師寺まで出かけました。ここも10年以上来ていなくて、以前来た時は東塔が修復のために覆われていたのですが、今はその修復後の姿を見ることができました。美しい〜 金堂の薬師如来は”人々の病気や災難を除き、健康

「いい夫婦の日」ー私たちは”いい夫婦”ではなく...

11月22日は「いい夫婦の日」。今年は計らずも、一年近く離れて暮らしています。一緒にいると、スルーしてしまいそうな日なのですが、”私たち夫婦って、いい夫婦?”と問いかけてみて 浮かんで来た答えは ”戦友” 改めて、結婚30周年の「いい夫婦の日」に私たちの歴史?を振り返ってみました。 結婚まで大学時代から付き合い始め、就職は 東京と大阪で 離れ離れ。私は営業で、しかも平日休み。なので週末、彼が新幹線できてくれても、夜しか一緒にいられない、そんな遠距離恋愛で、今だに山下達郎

28年間の子育てとロングバケーションもそろそろ終わり

4人の子育て最後の一年(末っ子が高校卒業)、まさかの日本で過ごすことになり、それと同時に 今までの日常がストップして ロングバケーション状態になったこの一年。子育て最後の一年は 予想もしなかった一年になっています。 子育てが終わったら、こんなことして、あんなことして、と自分なりにプランを立ててきました。全開でやりたいことをやるぞー!と。 しかし、その考えていたことも未だ世界中で猛威をふるうCOVID-19のために、実現がすぐには不可能になり、未だ先は見えず。28年間楽しみ

挫折、大いに結構!

”若い頃の苦労は買ってでもしろ”と昔の人はよく言ったもので。だけど、特に我が子となると、できるだけ予想のつくような苦労や挫折はさせたくない、と思うのが親心というもの。 挫折は、”うまくいくかどうかわからないけどやってみよう!”と思って、うまくいかなくてすることもあれば、全く予想だにもしなかった”挫折”に襲われることもある。予想できる挫折と、予想のできない挫折。 かくいう私も 高校時代は激しい挫折だった。あの泥沼からどうやって 抜け出したのか。何か解決策があったわけでもなく

その時が来たら いったい私はどうするのだろう

幸か不幸か、この一年、末っ子が完全オンライン授業で家にいる一年となっている。一時帰国のまんま、airbnbで借りた部屋で、ずっと二人。もちろん狭い。これが、”パーソナルスペース”や自分の時間を守りたい人だと、とてもこの状態は無理だろう。たとえば、我が家で言えば長女や次男とは絶対無理だろう。 部屋を選ぶときの基準は、”勉強スペース”がある、ということだった。普通、こんな基準でairbnbの部屋を選ぶ旅行者はいないので、そういう部屋を探すのに苦労した。ここは、ライティングデスク

仕事のパートナーに騙された私を、突き動かした息子の言葉

私には2男2女の4人の子供がいる。同じように育てていても、例えれば、それぞれが東西南北の別方向に歩いて行くような、それほど全く違う個性〜そしてまたそれが色濃い〜を持った子たちだ。育児とは育自。それぞれの子から、いろいろなことを教えられてきた。今日はそんな中の一つのエピソード。 彼の性格やるとなったら徹底してやる。とても優しい。かなり控えめ。当時の次男はそんな性格。学業に部活に、そして3歳から続けてきたピアノが大好きで、あるコンクールで3位になり、ドイツの音楽学校へ2週間の短