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『西念寺だより』アーカイブnote版

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note開始以前より発行していた 『西念寺だより』掲載の一部を アーカイブとして 定期的にアップロードします。
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記事一覧

浄土の迷失 釈行信「常々無常流々流転」No,007 『西念寺だより』平成21年9月号掲載

(くる年くる年 花は相似(おなじ)くわかわかしいが、めぐる歳めぐる歳 人は不同(さまがわ)り…

悲しい正しさ 釈行信「常々無常流々流転」No,006 『西念寺だより』平成21年8月号掲載

 最近は正しさに惑わされています。色んな場面で、「これでいいのだろうか」ということを考え…

「死」を頂けるのか 釈行信「常々無常流々流転」No,005 『西念寺だより』平成21年7月…

 地域で開かれるご法座「十三日講」で「あなたはがん告知をして欲しいか、また身内にがん告知…

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私の戦争 釈行信「常々無常流々流転」No,004 『西念寺だより』平成21年6月号掲載

  南無阿弥陀佛(なむあみだぶつ)ということを、昔の人は「阿弥陀さんに任す」と言う表現をし…

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真宗の帰敬(ききょう)式(しき)と遠藤(えんどう)周作(しゅうさく)のキリスト教洗礼(せ…

 遠藤周作は前にコーヒーのCMにCGで出てた人で作家さんです。その著作の『イエスの生涯』…

ただ、この生きる痛みから逃れたい 釈行信「常々無常流々流転」No,002 『西念寺だより…

「我が爲(ため)に広く憂悩(うのう)なき処(ところ)を説きたまえ」 『仏説(ぶっせつ)観無量寿経(…

愚癡(ぐち)蒙昧(もうまい)を生きる 釈行信「常々無常流々流転」No,001『西念寺だより』平成21年3月号掲載

 国会の迷走。定額給付金をめぐる朝令暮改(ちょうれいぼかい)。補正予算をめぐる駆け引き。庶民の苦しみに向き合うわけでも、問題に取り組むわけでもなく、同座(どうざ)する姿勢を失っているようです。  そして迷走しながら迷走ではないと、身を立てようと力んで言うことになります。迷いながら迷いに気付けない、それが最大の私の迷いです。 〔『同朋新聞』一月号「時言」 四衢(よつつじ)亮氏〕 他人事では済ませられないものがあります。  自分が仏教について話そうとした後、非常にイヤな気