あたらしい暮らしって明るいな
この前、購入した中古住宅の引き渡しがあった。
つまり、あたらしい家の鍵をもらう日!
前に住んでいた売主夫婦と私たち夫婦、それぞれの不動産屋、銀行の人、司法書士さん。たくさんの書類が目の前で行き交い、たくさんのお金が自分たちの口座を通り過ぎていった。
買い主は旦那さんなので、私はその一部始終をただ見てた。手が空いたむこうの奥さんと、家がある街のことや、リノベのことを談笑したりしながら。
みんな、プロで、緊張感をもってスピーディに事が運んでいく雰囲気が気持ちよかった。司法書士さんは、たぶん自分と同世代くらいの女性だったんだけど、書類の印鑑と印鑑証明とを重ねて、パタパタパタパタッ!!!っと上の書類をめくっていた。
はじめ印鑑を乾かしてるのかな?と思ったけど、よくよく見ると印鑑が合っているか照合しているのだった。超アナログ!プロの技!おもしろい。
先生(〇〇士、と付く職業は先生と呼ばれるのだな。かっこいい。)が手の空いてそうなときに、さっきのパタパタやってたのって、あれで印鑑見比べてるんですか!?と話しかけた。
やっぱりそうみたいで、先生も入社したとき、先輩がやっているのをはじめて見てびっくりしたらしい。こういうの、おもしろいなー。
いろんな仕事の人と関わるのが最近ほんとう、おもしろい。テキパキやっている人たちだけど、それぞれに家族がいたり、休日は友人とごはん行ったり、ダラダラYoutube見たりするんだろうな。なんか、すごいなー。
鍵をもらって、そのまま車でくだんの家に向かった。もう水はとおしてあって(電気はない!)、そのまま泊まる予定で来たのだった。
翌日に志賀高原でスキーする予定だったから、横浜より全然近いぞ、と。
向かいながら車内で、さっき、あっけなく別れてしまった不動産屋の担当者さんと、もうしばらく会うことがないんだと気付いた。
3ヶ月くらい、毎週のように会っていたのに。もっと感謝を伝えたかった!
親切で、はたらきもので、とてもいい人だったんだ。つくったカレンダーを贈ろうかな。
不動産屋だけじゃなくて、銀行の人も、前の売主さんも、みんないい人だった。結婚式のときの担当者さんもだったし、ほんとうに人には恵まれている。
未来の我が家に着くと、ふしぎなかんじだった。リノベの打ち合わせや内覧でたくさん来ていたはずなのに、「我が家」感がぜんぜんちがった!
決めるまで、決めてから、ここまでほんとうに長かったけれど、やっと私たちのものになったんだ。たちまち、いとおしさ。早く住みたい!
昼ごはんを食べて、散歩。何もなくて、人が少なくて、いい街だ。
こういうところに向かってた。横浜の暮らしは楽しかったけど、ここ最近はだんだんと片足立ちというか、借りぐらしのような(賃貸だから実際そうなのだけど)そんなかんじがしていたんだよな。
歩いていける距離にきれいな川があるんだ。むこうには秩父連山が見える。
明るい未来しかないな、と、ちょっと怖くなるくらいしあわせな気持ちになった。
夜は近くのスーパー銭湯に行く。これがまた、露天からの景色がよくて最高!
星もきれいだった。
線路の近くの家で、音に慣れなくて、しかも寝袋なので2時間くらいしか寝れなかった。写真は朝焼けの中、長野に向かう道中。
とんで、今日。しめ飾りと稲藁が散乱していたので、片付けがてら写真撮影。実家分と、おばあちゃんへ。
鍋敷きも編みたいんだー。と思い、リビングのど真ん中に藁がドーンとなったままにしていた。でも日々暮らす自分たちによくない気がして、いったん。
こぼれた干しものやら、藁やらで汚かった玄関もほうきで掃き、たたきに水をかけた。なんだかすっきり!
好きなデザイナーさんが片付けモードなので、良い影響を受けてるな。
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