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ギガの話

まあ、目くじらを立てる話じゃないと思うのですけれど、気になることがあります。
通信したデータ量のことを「ギガ」と呼んでいること。

今月のギガなくなったー。

僕は、すごーく違和感。

工学部の学生さんが、ゼミなどで教授の先生の前で使うと怒られるんじゃないでしょうか?

「データ量」のことを「ギガ」と呼ぶ。CMでも使われているので、受け入れます。。。


ここから解説。
ギガは、データ量(情報量)を意味するものではなく、しかも単位ですらありません。


接頭辞(せっとうじ)といいます。

ギガ(G)は、10の9乗を表します。これにデータ量を表すB(バイト)を付けて、GB(ギガバイト)とすることで初めてデータ量を表す単位となります。


ほかの接頭辞には、m(ミリ)、k(キロ)、M(メガ)、T(テラ)等があります。以下に一覧表を示します。

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たとえば、1ミリメートル(mm)は、1メートルの10の-3乗倍、すなわち1/1000 m(千分の1メートル)です。だから1000 mm = 1 mですよね。
キロメートル(km)はメートルの10の3乗倍、すなわち1000 mです。


このように、接頭辞の意味を知っていれば、基本となる単位の何倍なのかがすぐにわかります。

データ量(情報量)の単位は、bit(ビット)またはB(バイト)で表します。1 Bは、8 bitです。


Bは、データ量を表すので、
・ハードディスクやSSDの容量
・メモリの容量
等の単位として使われます。


SSD・HDDの容量100 GB(ギガバイト)なら、
100 GB
= 100×1,000,000,000 B
= 100×1,000,000 kB
= 100×1,000 MB
ということになります。

 実は、デジタルデータは2進数(0と1)なので、1 kB=1024 Bと考える場合もあります。その辺は、こちらにまとめてる方がおられたので、ご覧ください。

ちなみに、新聞1ページを文字で埋めた時のデータ量は約30 kBだそうです。
さらに、74分のCD1枚に書き込めるデータは650 MB。
動画になると、さらにデータ量が増えます。

データを記録するメディア(フロッピーディスク、CD、DVDとかブルーレイ)の歴史を調べると感慨深いものがありますね。

あと、cmのc(センチ)は1/100を、dlのd(デシ)は1/10を意味しますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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