最強アイドル宮本佳林と、圧倒的アイドル稲場愛香の2現場に参戦した話
足を運ぶだけでとてつもない幸福感に包まれる推しの現場。
そんな現場を1日に複数箇所で味わうという贅を尽くした体験をしたことはありますか?
かく言う僕はこの度初めてそんな体験をしてしまいました。
2024年3月20日。最強アイドル宮本佳林ちゃんの卓上カレンダー発売記念お話し会、そして稲場愛香ちゃん(以下、まなかん)のソロデビューシングルのリリイベに参戦したのです。
本記事では、佳林党員でありつつも、最近になってまなかんをも堂々と推し始めた僕が、同日に上記の現場に参戦した話をしていきます。
「お前佳林ちゃん一筋だったじゃんどうした?」とお思いの読者さんがおられましたら、良ければ以下の記事もお読みください。
僕の心境が変化していく経緯が言語化されています。
これ本当にリリイベですか?
僕はリリイベの日には、CDの予約開始時刻の20~30分前に現地入りするよう動きがちです。
それで十分だと思っていました。この日までは。
「早く着きすぎちゃったな〜〜」と思いつつ、予約開始の約50分前に川崎の会場に到着。
が、眼前に広がったのは予想の何倍も長い行列、そして最後尾は会場の裏手というオチでした。すげえなまなかん…。
「チケット買えるのか?」とソワソワしながら並び、2部と3部1セットずつは何とか確保。
後から見聞きした情報によれば、買えただけラッキーだったようですね。
ここまで険しいリリイベは初めてで面食らいました…。
最強アイドルとの距離はオタクの想像以上に近かった
リリイベのチケット確保後は、佳林ちゃんの待つ秋葉原の会場に急ぎ直行。
今回の2現場を一緒に回る約束をしていたフォロワーさんと合流し、そして勝手知ったる秋葉原に降り立ったことで、多少の安心感を覚えていた…つもりでした。
お話し会がどうだったのか、結論から言いましょう。
今回は2周しましたが、1周目はまたしても僕がやらかしました。
(自分でもやらかし報告ばかりしている気がします。成長しないんですかねこのメガネは。)
会場入りしてお話し会の待機列に並び始めた途端に、2024年最大レベルの緊張感を覚えたという事実は認めましょう。
それ故の焦りや、そもそも時間配分で失敗していた節もありましょう。
が、それら全てを上回る失敗が別にあるわけです。
ツイートや佳林ちゃんへのDMで言った話を、対面で再びしてしまった。
これが今回、いや過去何度か行ってしまった最大の失敗です。
(具体的に何を話したかの言及は、本記事では控えさせてください。)
ツイートや佳林ちゃんへのDMをしたことは、自分では当然覚えていました。
僕に限らず、佳林党員のリプやDMを佳林ちゃんが見てくれていることも知っていました。
頭でどれだけわかっていようが、ここ数ヶ月間は「もしかしたら忘れられてるんじゃないか?」と不安でたまらなかったんですよね。
佳林党員目線では佳林ちゃんは唯一無二の存在である一方、佳林ちゃんから見れば佳林党員って山ほどいるし…。
自分以上に歴も熱量も現場の参戦頻度も高い党員とか全く珍しくないし…。
などと超絶怒涛の卑屈ループに陥り、我ながらめんどくせえオタクと化していました。
その結果、佳林ちゃんの記憶のたった一片にでも残っていたい欲が出て、佳林ちゃんの衣装以上に真っ白な脳内から、以前DMした話を絞り出すに至ったと自己分析しています。
そうですよねこのオタクめっちゃキモいですよね。自らのキモみに耐え忍びながらこの記事を書いているのでめっちゃわかります。
そんな新規メンヘラ党員という特急呪物の発言に対して、「DMで送った記事を全部見てる」とかなり強く念押ししてくれたのが衝撃的でした。
ただ、自らの取り乱しように焦りすぎて、余計に取り乱すループの真っ只中にいた僕には、佳林ちゃんの言葉をその場で咀嚼できず。本当にごめん佳林ちゃん…。
後々振り返ると、佳林ちゃんはこれまで思っていた何倍も近い所に居てくれて、一人一人に真正面から向き合ってくれていたんだなと思えました。
そう実感することは過去に何度もあったのにね。
そんな佳林ちゃんだからこそ、2ndアルバムのタイトルが「Spancall」になったというのにね。
僕が変な懸念を抱く余地なんて、初めから寸分たりとも無かったのにね。
そう思った途端にかなり気が楽になりました。
ポッと出の新規の存在なんて、油断していたらすぐに埋もれてしまう気がして、なんやかんやで気を張っていたところがあるんですよね。
もう精神的に無理しなくて良い、素直に推せば良いんですね。
2周目は少し吹っ切れた状態で、答えは分かっているのに訊かずにいられなかったことを訊きました。
佳林ちゃんだったら、テクノロジーの限界を念動力で超えることも本当に出来ちゃうかもしれませんね。
(本記事では話した内容には触れませんので、何のことやら?って感じだと思いますがどうかお許しください。)
これ本当にリリイベですか?(2回目)
お話し会現場で合流したフォロワーさんと川崎にとんぼ返り。
以下、僕が参戦した2部についてお話ししていきます。
あ! やせいの まなかんが とびだしてきた!
手持ちの番号がほぼ最後尾だったため、「俺くじ運悪いな〜〜」と思いつつ、入場が始まってからも自分が呼ばれるのを長いこと待っていました。
が、運の良し悪しは紙一重なのかもしれませんね。
参加者の多くが優先エリアに入場した頃、突如会場の奥から出てきたんですよ、私服まなかんが。
そして準備のためか、会場の外に小走りで向かっていくわけです。というか小走りしているだけで圧倒的に可愛いってどういうことなんですか。
まなかんの可愛さと、すぐ近くで起こった出来事の珍しさに取り乱しながらも、僕の左にいたフォロワーさんに「そこまなかんいる…!」の一言だけを何とか振り絞り、2人でまなかんを見送っていました。
こうした激レア体験を経て、僕も優先エリアに入場。
最後方でもテンションだけは最高峰に高まっていました。
もはやリリイベ現場で感じる圧ではない
1曲目はこの日が初披露の「Pink Temperature」でした。
僕の位置からはまなかんの腰から上くらいしか見えなかったのですが、それでもとてつもない迫力でした。
まずダンスのキレが凄すぎるんですよね。
まなかんといえばダンス、というのは当然知っていました。
が、今回のような比較的小規模なステージにおいても、あのまなかんが息が切らすほどに寸分の妥協もないダンスで魅せてくれるんですよ。
それでいて、歌唱にも妥協がないどころか、寧ろ厚みがありすぎて最後方にいても吹っ飛ばされるんじゃなかろうかと思ったほど。
格好良さ全振りのまなかんが目からも耳からもお届けされてきて、とにかく見応えがありました。
(などと書いていたら、M-line Musicで「Pink Temperature」のMVが公開されました。本記事の続きは一旦置いといて全人類でMVを観ましょう。)
2曲目は「圧倒的LØVE」。
こちらは事前にMVを何度も観ていたので、そこそこ馴染みはありました。
ちなみにMVでのファーストインプレッションは別記事にまとめているので、良ければそちらをご覧いただければ。
前の記事では、「Aメロからサビにかけて、可愛さマシマシから格好良さマシマシに徐々にギアチェンジされている印象を受けた」と述べました。
実際に現場で観ると、一貫して小悪魔的な可愛さマシマシでしたね。
先の「Pink Temperature」とのバランスを取るためかはわかりませんが、
可愛さ強めな中に芯の強さが垣間見える歌い方だったように思います。
それでいて、MV以上にハートで溢れた空間といった感じでした。
MCで「アイドルなのかアーティストなのか自分の位置付けが難しい中、如何ようにも見せられるようにしたかった。圧倒的LØVEはアイドルらしく、Pink Temperatureはアーティストらしく、という意識で仕上げた」とのこと。
デビューシングルから凄まじいかっ飛ばしようですね…。
カントリーとJuiceを経て、「きっと出来るさ」のその先へ
新曲2つの後は、ハロプロ現役メンバーだった頃のまなかんを凝縮しつつも、ソロデビューへの思いを込めたようなセトリでした。
3曲目は「恋はマグネット」。
個人的にはカントリーまではそこまで履修できておらず、この曲は何となく知っているレベルだったのは大変申し訳ない…。
カントリー在籍時のあどけなさを残しつつも、そこから大人になった現在を交えた歌い方で、全体的にしっとりした印象。
まなかん本人は「ソロデビューするにあたって歌唱力が不安だった」と語っていましたが、はっきり言って「不安要素がどこにあるんだ…?」と思うくらいに惹き込まれました。
4曲目は「Borderline」。
この曲はダンスだけの披露だったものの、音源は今回のリリイベ用に再レコーディングしたまなかんソロver.とのことでした。
今回のシングルのAdditional Trackをもう1曲追加!やっぱりBorderlineも入れちゃいます!!!みたいな展開は来ないですかね待ってますね()
今のまなかんにもこの曲の歌詞が刺さったとのことで、今回披露してくれました。
確かにソロデビューは「人生のBorderline」だし、
我々オタクが何と言おうが、本人が不安になることもありますよね。
そういう状況の中、力強く背中を押してくれるこの曲と共に、まなかんが自らを鼓舞しながらも全力の歌唱とダンスで再スタートを切る場を観られて、本当に良かったと思っています。
5曲目は「もしも…」。
まなかんがJuiceの卒コンでこの曲を歌っていたという知識はあるのですが、実はまだ当時の映像を観ておらず、何ならこの曲も今回のリリイベでで初めて聴きました。
ほんと何なんですか…めっっっっちゃ甘々じゃないですか。
昨年の大晦日に大阪で観た、まなかんの「君の戦法」の衝撃がそのまま再来した感じ(当時のことは以下の記事からどうぞ)。
こんなん歌われた日には、
「もう少し 帰りたくない」に「しょうがないなぁ」で返したり、
まなかんの発熱時や転倒時にダッシュで駆けつける間に、うっかり100m走の世界記録を更新したり、
最後の一日にする面白い話を用意している間に、うっかりM-1の決勝戦で優勝してしまったりと、とてつもない世界線が爆誕しそう(?)
そう思うくらいに破壊力の強いあざかわでミニライブを締めていただきました。
最後に
1日に2つの現場に参戦するという、僕の中では初めての体験をお届けしていきました。
佳林ちゃんのいない現場に足を運ぶ=浮気 と思っていた時の僕がこの記事を読んだら、泡吹いて倒れそうですね。
しかし、(前々回の記事で詳しく書きましたが)「佳林ちゃんかどうか」の一点にこだわりすぎず、
「僕が良いと思うかどうか」に評価軸を変えて、琴線に触れたものを素直に楽しむ方が、少なくとも僕の性に合っていると改めて思いました。
そういった心境の変化を経た上で、まなかんのソロデビューをリリイベ現場で楽しめて本当に良かったです。
また、佳林ちゃんに関しては「忘れられないように」と考えるのはもうやめます。
党員一人一人にこれだけ丁寧に向き合ってくれる佳林ちゃんに対して、こんな疑念を抱くのが間違いだったし失礼だったと心底反省しました。
最後の最後でこんな書き方をしてしまったので、記事の着地点が完全にわからなくなっています()
今後は余計なことを考えず、もっとシンプルに佳林ちゃんの現場を楽しもうと思ったということを最後に述べて、今回はこの辺りで筆を置かせていただきます。