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親密感の恐れを克服する方法

湘南に暮らす心理カウンセラー 
渡辺サヤです

明けましてあめでとうございます!!


親密感の恐れとは、人と親密になるのを避けたがる傾向がある反面、心の底では寂しさから人を求めているという複雑なところがあって、どちらかというと、女性よりも男性の方に多いと言われています。

 親密感の恐れは決して病気ではありません。

親密感の恐れとは、その人が持っている性質や特徴を表す言葉です。

 実は私も多少ですが親密感の恐れがあります。

自立的な人は多かれ少なかれ持っているものでもあるようです。

ですから、程度の問題ってことだと思うんですけどね。

 2024年最初のブログは、親密感の恐れを克服する方法についてお話してきます。

 ***


1. 親密感の恐れを持っていると自覚することが克服の第一歩

どんなことがきっかけで人と関わるのが怖くなったのか?
自分のトラウマや嫌な過去と向き合うことになるので、辛い思いをするかもしれませんが、親密感の恐れを引き起こしている原因を知ることが第一歩となります。

2. 事実確認をする

自分の中の回避依存症と向き合ったら、現在の人間関係で息苦しさを感じたときに、目の前の事実を客観的に判断するように心がけてみてください。

回避依存症を引き起こしてしまっているのは、無意識に過去の出来事と今の出来事を結び付けて考えてしまっているからです。

 本当に自分は嫌われているのか?その嫌われている根拠は何なのか?

また、本当に自分は愛されていないのか?愛されていない根拠は何なのか?

相手のどんな言葉でどんな行動で、自分が不安になったのか?

深読みし過ぎで、事実を見誤っていないか?

冷静に考えてみてください。

もちろん頭では冷静に考えることはできても、心の底から湧き上がってくる不安や恐れは突き上げるような強い感情だったりしますので、それを克服することは簡単じゃないと思います。

ここでは、自分一人では辛いこともありますので、心理カウンセラーに頼っても良いと思います。

 自分の不安や恐れから来る思いを受け止めたうえで、その思いと実際に起こっている客観的な事実とを、照らし合わせて、自分の不安や恐れを検証してみましょう。

 それによって少しづつ、違うものの見方が出来るようになったり、別の選択肢を持てるようになっていきます。

 この時の大事なポイントとしては、思い違いをしていた自分に気が付いたとしても、決して自分を否定しないことです。

 自分を否定するのではなく、今まで感じていた感情や選んでいた選択肢だけが全てではなかった「気づく」という発想がポイントとなってきます。

 自己否定してしまうことにより、自己肯定感が著しく下がると、前向きな気持ちで親密感の恐れに向き合うことが出来なくなり、向き合う意欲が下がってしまう原因にもなります。

 

3,自分との信頼関係を築いていく

回避依存症を克服するうえで、傷つくことを恐れない心の器づくりがとても重要になっていきます。

その土台を作るには、まず「自分なら大丈夫!」という自分との信頼関係を築くことです。

回避依存症の人が人と親密になれないのは、人を信頼できず傷つくのが怖いからなのですが、その前に、自分のことを信頼できていないからなのですよね。

 家庭環境や親からの愛情不足、過干渉、過去の辛い出来事、といったことが原因で、自分を信じる力が弱くなってしまっているんです。

特に、傷つきそうになると、先に人を傷つけたり、自分が逃げ出したり・・・そのような経験を繰り返してきた人は、自分がしてきた行いの分だけ、自分のことを信じられなくなってしまいます。

 こんな自分なんて人から認められるはずがない、愛されるはずがない、という自己像を作り上げてしまうので、自分のことを信じてあげることが出来なくなってしますのですが、それは本来のあなたではありません。

 心の傷が作り出してしまった、歪んだ自己像なんです。

本当はあなたが生きたいと願う理想の自分がいるはずなんですよ。

 ただ、怖いだけなんです。
ただ、もうあんな思いしたくないと怯えているだけなんです。

 今まで、人も自分も信じられないと思い込むことで自分を守ってきたかもしれませんが、その思い込みが今の自分を苦しめていることに気がついて、誤って作った自己像を手放していきましょう。

 回避依存症の人は、自分の感情や自分自身のことも常に否定しています。

なので、回避依存症の人は自己否定を少しでも払拭したいので、「必要以上に人に親切にしたり」純粋な愛からではなく、自分を認めてもらいたい、または自分で自分を認められるように「補償行為」から人に親切にすることも珍しくありません。

 そのことに、自覚している人もいれば、無意識にやっている人もいます。

まずは自分のことを否定せずに、そのままの感情を自分が一旦受け止め、寄り添ってあげるようにしてください。

 そうすることで、自分が自分の心の安全基地になっていきます。

心の安全基地は本来ならば親子関係ではぐくまれるものですが、親子関係で心の安全基地が形成できなかった場合でも、大人になってから、自分で形成することも可能です。

 自分が心地よいと思う時間を過ごしたり、自分で自分を大切に扱う時間を増やして、自分との信頼関係を築いていきましょう。

自分に沢山の安心や幸せや心地よさを与えてあげてくださいね♡

 また、自分が心の安全基地になる以外でも、親しい友人や家族、パートナー、カウンセラーなど、ありのままの自分を受け入れてくれる人がいれば、より回避依存症を克服しやすくなります。

必要であればカウンセリングを受けることも考えてみてください。

 LOVE&PEACE    2024年1月2日

渡辺サヤ

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