大学の実はすごいんじゃないか?と改めて思うこと
みなさん、こんにちは!
さて、今回は
日本を離れ、大学に戻ってきて
はや5週間が経とうとしているのですが、
1年半ぶりにキャンパスで生活する中で、
大学の環境に馴染んでくるとあたり前だと感じてしまう
でも「実はこれ、すごいことだよね...」と思うことを
少し紹介できたらな、と思います。
日本で授業を受けた期間で、
授業以外で、大学が提供する様々な仕組みや制度が
いかにすごいことであり、
いかに大学が学生生活をサポートすることに投資していたかが
身に染みて感じられた気がしたので、
今、そんな仕組みや制度を、生で体験できる環境に身を置いているときに
いろいろと記録していけたらと思っています。
(いくつかの記事にわけて紹介できたらなと思ってます!わくわく☺️)
ちなみに、私の note では、
海外大学の情報を発信する!ということは
あまり自分の中では目的としてはなく、
(私が受験をした頃に比べても、今は情報が多くなってきているような気もするので)
どちらかというと、今の自分や未来の自分が、
この note を読んで、
「あぁこんな環境に自分は身を置いていたのか!」と
振り返ることができるために、
(あとは単純に書きたいという気持ちがあるので☺)
書いているというのが一番しっくりくる形なので、
いち大学生の日記感覚で読んでもらえたら、と思います。
(もちろん、読んでくださった方にとって、何か有益な情報になれば、私も嬉しいです。
ただ、私が見たこと、感じたことを自由に書いてるので、とても主観的な情報かもしれない!よ!ということです。笑)
では、早速いきます!
① キャンパスどこに行ってもつながる Wi-fi
最近気温も下がってきて、ちょうどいい感じになってきたので、
大学の少し開けた芝生の上で作業しよう~と思い、
ところどころに置いてある椅子に座って、
パソコンを開いて、
あたり前のように作業しようとした瞬間、
ふと我に返って、
「あれ?Wi-fi あるっけ?」と思い、
見てみたら、立ってるんです。
しかも、ちゃんと3本。
多分以前の自分だったら、
そもそもこんな我に返る瞬間もなく、
あたり前に作業していたと思うのですが、
オンライン授業を受けていた頃は、
実家でどうしようもなく集中できなくなった時、
よく近所のカフェに行って作業をしていて、
Wi-fi がある場所を常に意識して、
探し求める癖がついていたので、
ふと(日本にいた頃の)我に返った、
そんな感じでした。
今はコロナ対策で外でも授業ができるようにテントが立てられたりしています。これも Wi-fi が飛んでることが前提ですよね!
なんだか、本来は日本で生活しているときの自分の感覚が一般的であると思うのですが、
ここ、Wi-fi あるっけ?なんていうことを疑う感覚が、
逆に新鮮に感じる、そんな環境、
冷静に考えて、すごくない?!と
思わされた瞬間でした。笑
② お金もカードも持ち歩かなくていい Cash Free Campus
私の大学には、Cash Free Campus という制度があり、
その名の通り、
キャンパスにいる限りは Cash=お金は必要ない、
という制度です。
具体的にどういうことかというと、
例えば、キャンパス内で食べ物を買う時は、
食堂も、キャンパスの3か所にあるカフェも、
自分のアカウントに予め登録されているポイント(1ポイント=1ドル)や Meal Swipe(食堂で1食分と交換できるもの)を使って支払いをするので、
学生証ひとつ持ち歩いていれば何でも買えるというわけなんです。
私の大学のすごいところは、
大学がある町のお店でも
(といっても、本当に小さい町でお店は10~15件ほどしかないのですが)
上記のポイントが使えることなんです。
つまり、大学の一部ではない、ごく普通の飲食店と小さいスーパーでも、
町の中であれば、学生証ひとつで外食ができたり、食料品が買える、
といった仕組みが整っています。
大学がある町に、アジアの料理を提供しているお店があるので、
ちょうど先日も友達と一緒にテイクアウトをして、
支払いは学生証をスキャンするだけで済みました。笑
こんな感じなので、大学にいる間は
財布を持ち歩くことはありません。
先週、友達と大学から車で20分ほどのところにある
韓国系のスーパーに行ったのですが、
準備しているときに、
「あっそうだ、財布がいるんだった。危ない~」
となった自分がいて、いやいや、この感覚おかしい!笑
となっていました。笑
個人的にはすごい仕組みだなぁと感じています。
この制度には、しっかりと理由もあって、
学生自身や、学生の家庭の経済力に関わらず、
誰でも学生生活におけるすべての側面に参加ができるように、
という大学のフィロソフィーが関係しています。
友達と外食することも、夜食を買って一緒に食べることも、
大学での学びにつながる大切な経験のひとつであり、
(多様性から学ぶなどといったことにつながるんだと思います。)
それを、お金がある学生だけができて、そうでない学生はできない、
ということがあってはいけないぞ、
という大学の考え方からきているんです。
なので、食べ物だけでなく、
洗濯代も
印刷費も
学生生活に関わる全てのことに、
お金がかからないようになっています。
2年目に履修した絵画の授業では、全員分の画材も全部用意されたり、
授業で必要な有料版や会員制の論文や記事なんかも、
ほとんどは無料で読めるようになっています。
(あと2年目に気づいたのは、大学のメールアドレスを使うと、New York Times などの新聞も、大学が全体で登録?をしているので無料でサブスクができることです..。)
また、アメリカの大学は教科書代が高いことも多く、
1年目、2年目は私も買わずに、
図書館で1時間や2時間制で借りられる制度を利用して
勉強したりしていたのですが、
なんと昨年度から TAP Funds と呼ばれるものが導入され、
学生1人につき教科書代として、年間 $700 が配布され、
教科書が購入できるようになったのです。
これによって、教科書が買えない学生も減り、
私も授業で必要な本なども購入できるようになりました。
(ちなみに、学期が終わって必要がなくなったら、
教科書を購入するキャンパスストアに持っていけば、
中古品として買い取ってもらえる制度もあります。)
あとは、キャンパス内の施設やサービスも無料で使えるので、
ジムも通い放題。
ジムはこんな感じ。立派ですよね。
他にも、カウンセリングや
パソコンなどが壊れた時のテクノロジー系のサポートも
無料で受けることができます。
③ その他いろいろ思いつくもの
あと思いつくもので、上手くカテゴリーにわけられなさそうなものも
いくつか紹介します。
上記の Cash Free Campus にも
少し通じるものがあるのかなと思うのですが、
充電器やパソコンなども、図書館に行けば貸してもらうことができます。
私も一度、パソコンが突然壊れた時があり、
(本当にショックだった...笑)
この制度には救われました。
充電するためのコンセントもキャンパス中にあり、
よく見ると壁についていたり、
最近は外に立っているポールにも、
ぱかっと蓋のようなものを開けるとコンセントがあることを見つけて、
感動しました。笑
他にも、部屋のものが壊れた時も、担当のところにメールを送るだけで、
ほとんどの場合当日~数日以内に直しにきてくれるのも、
とてもスピーディーで、初めての時はびっくりしました。
ちょうど先日も、部屋の網戸が壊れて、
朝メールして、
お昼に部屋に帰ってきたらちょうど修理をしてくれている最中で、
部屋の中に作業の人がいて、少し驚きました。笑
あとは、キャンパス内に郵便局もあり、
荷物が届くとメールで通知がくる仕組みになっているので、
都合がいい時に受け取って、そのまま部屋へ持っていける
というのも、便利ですよね。
ある建物の一角にはグランドピアノが置いてあって、よく弾いている人がいます。生演奏聞き放題...。
最後に
いろいろと紹介してきましたが、
まだまだ書ききれないことが、たくさんある気がしています。笑
(もうすでに、あたり前になりつつあり思いつかないものもありそう...
なんて贅沢なんだ...。)
入学して、初めてキャンパスに来たときは
衝撃と感動の連続だった気がします。
もちろん、いいところばかりではなく、
35°C・湿度95%の真夏の気候でも冷房がない寮があったり、
(私もない部屋だったので渡米した直後は暑くて大変でした)
建物も全体的に古いので、いろいろなことが起こりますし、
(あのしっぽが長い灰色の小動物も出現したり...)
食べ物も、うーん...という感じではあったりするのですが、笑
離れてみると、やっぱりすごいよなぁ、と思わされることの方が多いので、
文句なんて言っていたら贅沢だ!
と思ってます。
今後また気が向いたときに、
アカデミック面で大学が提供する様々な制度も
紹介できたらと思ってます!
(個人的には本当にすごいと思わされるものがたくさんなので、
note を通して残していけたらいいなと思っています。)
今回も読んでくださった方、ありがとうございました!
是非また立ち寄ってくださいね。
それでは!
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