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播磨陰陽師の独り言・第441話「調理器具の買い直し」

 最近、調理用器具を買い直しました。〈レトルト亭〉と〈モノクロームグリル鍋〉と言うやつです。両方とも、今まで使っていた物が壊れたので、仕方なく買いました。結果として買って良かったです。
 レトルト亭は、ちまたで売られているレトルト食品を温めるだけの機械です。
 メーカーによると、
——業界、はじめての製品。
 とのことですが、もう、十五年以上も前から別なメーカーを使っていました。
 こちらの機械はずんぐりしていて、高性能とは呼び難かったです。タイマーが壊れてしまい、電源が切れなくなりました。新しい方を使ってみて分かったのですが、レトルトパックの厚みには対応していませんでした。前に使っていた物は、厚みによって調節出来ました。レトルトパックはすべて同じ厚みではないので、前の方が少し便利だと思いました。もう、そちらは売っていないため、こっちを使うしかありません。
 グリル鍋は、家で使っていたIHが壊れたので、小型の物を買い直しました。半径20センチの平鍋と、同じ半径で深さ7センチの鍋がついていました。
 平鍋では、お好み焼き・ホットケーキ・焼きそば類・焼きうどん・ラーメン類・餃子などを作ることが出来ますが、なぜか説明には、
——瓦そばも作れます。
 と言うようなことが書いてありました。焼きそばと一緒みたいなものなのに、ここだけ強調されていました。
 鍋の方は、肉じゃが・すき焼き・鍋物類などが作れて、蒸し網を使うと、5センチまでなら蒸し物を作れます。茶碗蒸しは難しそうです。肉まんを蒸すなら大丈夫だと思います。
 基本的にはひとり分らしいのですが、わが家は少食なので、妻とふたり分を十分に作れるでしょう。持ち運びが便利ですので、寒い台所に行かなくても調理出来ます。
 わが家の台所は寝床から10メートルほど奥にあり、しかも暖房がないのでかなり寒いです。洗い物をする分にはお湯が出ます。しかし、料理中には何の暖房もありません。しかも、台所へ行くのに隙間風の多いサンルームを通らなければなりません。だから料理をするのに、外へ行くような厚着をして出かけて行くのです。
 これからは、小さな調理器具を買ったので、厚着をしなくても良くなりました。それだけで、十分に便利だと思いますが……。

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