初投稿 34歳 独身女のつぶやき 

最近、得体の知れない不安に襲われている。

さっそくだが、ここで軽く生い立ちを書かせていただく。

出身:関東
年齢:34歳
彼氏:あり
趣味:旅行、ネットサーフィン
仕事:医療関係

平凡なスペックだ。

私は小さい頃から海外旅行や、色々な習い事など
いわゆる恵まれた環境で過ごしていたと思う。

頭もそれなりに悪くはなかった。
何より運動神経がよく、どのスポーツも人並み以上にこなすことができた。

少し歯車が狂い始めたのは大学生の頃だ。
大学生デビューとばかり、髪を染め、派手な服を着て、
サークルに専念。

なんとか卒業はできたが、就活には失敗した。

新卒で入ったブラック企業を2週間程で退職。
その後は転職活動をして、外資系金融会社で営業職についた。
営業を頑張れば給料に反映されるという仕組みだったが、
営業スタイルがあわなかった。全くやる気はでなかったが、
若さという武器があったため、ぼちぼち契約を獲得していた。

しかし、いよいよやる気がなくなり次の道を考える。

やはり、資格か。

国家資格で医療系、夜勤はなし、夜間の専門学校あり。
好条件な職種を見つけた。

もともと大学は理系、医療職に興味や憧れはあった。
資格も取れ、人の役にも立つ。最高じゃないか。

さっそく奨学金を借り、専門学校に入学。
週に6日は学校。数ヶ月の実習もあった。
バイトもちょこちょこやりながら、勉強に励む。

国家試験は一発合格。
実習でお世話になった病院から内定をいただき無事に入職。

実習である程度、院内の雰囲気はわかっていたはずだった。
しかし、私が入職した時より条件が悪くなっているではないか。

なぜか終業時間から掃除とミーティングが始まり、
始業時間より早く朝礼が始まっていた。
休憩も短くなり、業務時間は病院の稼ぎ頭として
ぎっちり働かされる。

むむむ、目をつむる。

そして、実習の時から薄々気づいていたが、
”この仕事全く面白くない!”

机上で勉強している間はとても楽しかった。
臨床現場では、机上が活かせない場面が多い。
何より超高齢者が多すぎる。

しかしせっかく奨学金を借りてまで頑張って取得した資格を
無駄にできない、と葛藤しながら3年近く働いた。
業務のつまらなさと、お局達の圧力、勉強会の準備などの時間外労働などがストレスとなり、退職。

辞めた後はとりあえず、派遣会社に登録。
無事に大手ホワイト企業の営業アシスタントに就業。

派遣ということもあり、プレッシャーや責任なく働けた。
またインバウンドの部署ということもあり英語も少々使用し、
周りでは英語や中国語がとびかっていて刺激的だった。
休憩も一時間しっかりいただける、残業代もでる。

徐々に色々な業務を任されてきて、楽しくなっていた。
気づいたら2年は過ぎていた。

派遣は同じ会社に3年以上はいられないという決まりがあるが、
なんとこの企業は派遣3年目は自動的に契約社員になれるようだった。
そうしたら、ボーナスもでる。
ラッキーと思った矢先、コロナが大流行。

当然、派遣切りにあう。

この時には、一人暮らしもしていたため
すぐに就活に取り掛かる。

あの資格を思い出した。

このカードを使うしかないか。

ブランクはあったが、ブランクありOKの職場に合格。
やっぱり資格は強い、そう思った。

いざ、入職してみると前の病院よりはゆったり働けて、
人間関係も良く楽しく働けた。そして派遣より給料はあがった。

もうすぐ3年がたとうとしているが…(現在ここ)

ヤメタイ。

またこの感情が湧いてくる。
環境は良いが、やはり仕事内容は面白くない。

私が担当している方の多くは自分では動けず、意志の疎通が困難で、
もちろん口から食べることもできずお腹に開けられた管から栄養を入れられた <生かされている人>を生かす手伝いをしていると感じる。
そして元気だった方でも徐々に機能が低下していくのを多く見ている。

大変失礼ながら
これで生きていると言えるのか。
そして私は人を助けていると言えるのか。

暗い気持ちになってくる。

しかし、もう34歳。
やめた後、どうする?
この資格で別の職場を探すか。
昔から興味のあった語学留学に行ってみるか。
また就職に役に立ちそうな資格を取ってみるか。
やりたいことが明確にないのなら、今の仕事を続けるか。

もう34歳にもなるのに自分のやりたいことや、目標が定まっていない。
この劣等感と不安が日々襲いかかる。

さらにSNSを通し友人と自分をつい比べてしまう。

あの子は結婚して子供もいる。
あの子は仕事を頑張り、休日は勉強して高みを目指している。
あの子は最近彼氏と同棲を始め、もう結婚間近。

急にポツンと取り残された感覚に陥る。

なのでここで文章に起こし自分の気持ちを整理している。

暇な時間が怖いから。

続く。

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