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このクラブの始まり

 

 釣りが好きな青年が色々な友人を誘い、釣りにハマらせようと尽力していました。まず1人、釣りにハマり、狂ったように釣行。さらに1人、釣りにハマり、狂ったように釣行。その輪が広がり、今では10人もの人間が釣りにどっぷりハマり、楽しんでいます。
 


 このノートの投稿主は2人目のハマり人であり、私の釣り人生の始まりを簡単に綴ろうと思う。
 


 それまではサビキ釣りを少しやっていた程度でほぼほぼ初心者の状態であった。そして、ある日釣りキチ◯イ第1号、このクラブの発起人が私を釣りへ誘ってくれた。私は何も分からずにその人に付いて行った。何やら今日はカワハギを釣るようで、そんなものが釣れるとも思っていなかった私は半信半疑で釣り場へ向かっていった。到着するやいなや、既にノウハウを知っている釣りキチ◯イは黙々と用意し、初心者の私は見守ることしか出来なかった。“何をしているんだ”状態の私は何か出来ることが無いかを問うと「バケツに水を入れてくれ」と言われたのでバケツを海に投げ込み、水を汲んだ。しかし、人の物でしたのでこんなことにも緊張。“落としたらどうなってしまうんだ!”と、ドキドキしながらなんとか水を汲み、初心者の仕事は終わった、同時に仕掛けが完成したようで、先ずは釣っているところを見ることになった。餌はシラサエビという小さな生き餌で、これを魚に食わすらしい。そして海へ投入すると直ぐに友人の竿が曲がる。友人も笑顔でリールを巻き上げる。すると、あろうことか狙いのカワハギが釣れたのである。“こんなにも簡単に!?すぐに釣れだぞ!”。私は驚いた、あの高級魚カワハギが一瞬にして釣れたではないか。友人は自慢げに私にカワハギをよく見せてくれた。よく見るとカワイイ魚で特におちょぼ口がキュートだ。しかもぐぅぐぅと鳴いている。魚ってこんなに面白いのか。新たな発見があったのだ。そして、私の番がやってきた。餌の付け方を教わりいざ仕掛けを投入、メディアで見てきたからアタリが来たら合わせるということは知っていた。しかし、アタリらしきコンコンが来てもなかなか、釣り上げられない。“さっきはあんなに簡単そうにやっていたのに!”そう思った私は友人に問いかけた。「もしかしてこれ、意外と難しいやつ?」友人はこう反応した。「うん笑実は甘くない笑」と私は釣りの深さに、ほんの少しだけ気がついた。誰でも簡単に釣り上げられる訳ではないと….。その後アタリをとることに成功、しかし、見たことの無い魚が上がってきた。どうやらそれは“アイゴ”という魚で毒があるらしい。私はまた驚いた。“え?!危ないな!毒魚釣れるんかい!!”と。そりゃそうだ、ここは釣り堀ではない。大海原に繋がる場所だ。色々な魚が釣れて当たり前である。その後は本命のカワハギやベラ、メバル、ガシラ、フグ、マダイ(チャリコ)等多く釣れた。ここでまた、釣りの楽しさを実感した。多くの種類を釣り上げていき、まるでコレクションのように釣果実績が増えていくということ。勿論、針に魚を掛けた時に来る振動や釣れた喜びはあるが、それ以外にも楽しみは多くあると気付かされた。さらにはここで忘れていたことがある。そう、これらの魚は食べられるモノも居るということだ。そりゃそうだ。魚だもの。食べる楽しみがある。カワハギをそれまで食べたことが無かったが、家で刺身や煮付けにすると驚くほど美味しかった。この多くの楽しみがあるというのが釣りの良いところだと私は強く感じた。
 


 このようにしてある1人の釣りキチ◯イが誕生し、それが連鎖している。そうして、皆は釣りにハマっていき、釣りの世界が発展しているのだと考える。娯楽の多いこの世の中で古くからある釣りが未だに親しまれているのも、釣りがそれほど楽しいモノであることを証明しているのである。
 


 話が少し脱線しましたが、このクラブは釣り経験者が初心者をハマらせようという心意気で始まりました。そうしていくなかで、釣りの楽しさを広めたい!、釣るだけが楽しみじゃない!釣りは全てが楽しいんだ!その気持ちをぶつけたくクラブを創設しSNSであらゆる投稿をすることを決めました。


  今後もどんどんインスタやノートの投稿して参りますので、引き続きよろしくお願いします!ご清覧ありがとうございました!!!


投稿者 ハラ


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