マガジンのカバー画像

スマートグラス×アタラボ界隈

125
運営しているクリエイター

#テクノロジー

【テクノロジーで新しい書を考える_2】字にたっぷり想いを詰め込んでみる。 -動機編-

書はわからないと言われたのが悔しくて、書に馴染みのない方や海外の異なる言語を使う方にも伝わる表現はないだろうか?といつも考えていた。 そんな時、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使った企画があることを教えてもらい、最先端テクノロジーと掛け合わせたら、今より伝わる表現ができるのではないかと新しい書のカタチ作りに挑戦することにした。 書道はもちろんデジタルカリグラフィーにも精通しており、いつも沢山の気付きをくれるMikiさんにお声

¥300

グラスをかけて見たい世界?

グラスと文字を使ったコミュニケーションの可能性を探究したいと始めた今回の実験。 実際にLenovo Glasses T1を体験し、アイデアを考えてみたものの、グラスをかける意味がパキッとしない。グラスをかけて見たい世界って何なんだろう。 そんなことをゆらゆらと思いながら、最初の妄想を深化させようと考えを巡らせていた。 Museum Bathing(博物館浴)という研究アートに何ができるのか。 テクノロジーが芸術のためにできることは何かというテーマを掲げながら、逆方向の問

【テクノロジーで新しい書を考える_12_最終報告書】「スマートグラスで『働く』のウェルビーイングは高まるのか?」

2023年6月から12月まで、ランサーズ新しい働き方LABの研究員制度「スマートグラスで『働く』のウェルビーイングは高まるのか?」に参加し、Lenovo Glasses T1と書の可能性を探究しました。この投稿は、濵一蝶とMikiの共同執筆による、実験の最終報告書です。 私たちについて書家/刻字家で、大学で研究員を務める濵一蝶と、書道が好きな会社員Mikiによるユニット。共通の知人を介して、虎ノ門で一緒に書道をしたことをきっかけに親交を深める。今回の実験では、お互いの書への

「スマートグラスで『働く』のウェルビーイングは高まるのか?」最終報告書

2023年6月から12月まで、ランサーズ新しい働き方LABの研究員制度「スマートグラスで『働く』のウェルビーイングは高まるのか?」に参加し、Lenovo Glasses T1と書の可能性を探究しました。この投稿は、濵一蝶とMikiの共同執筆による、実験の最終報告書です。 私たちについて書家/刻字家で、大学で研究員を務める濵一蝶と、書道が好きな会社員Mikiによるユニット。共通の知人を介して、虎ノ門で一緒に書道をしたことをきっかけに親交を深める。今回の実験では、お互いの書への

AR空間で書の共同制作に挑戦

スマートグラスと文字を使ったコミュニケーションの可能性を探究したいと始めた新たな実験。書家・濵一蝶さんと、デジタル(ここではAR)のさまざまな可能性を感じつつ、あらためて書の表現について考える機会に。好奇心の渦の中で生まれる実験のレポートです。 デジタル空間では書のコラボレーションも可能に。一般に書道では共同で制作することは少なく、私たちも誰かと一緒に作品を作ることはありませんでした。というわけで、初めての共同制作に挑戦です!

¥100

AR空間で書の表現について考える

スマートグラスと文字を使ったコミュニケーションの可能性を探究したいと始めた新たな実験。書家/刻字家・濵一蝶さんと、デジタル(ここではAR)のさまざまな可能性を感じつつ、あらためて書の表現について考える機会に。好奇心の渦の中で生まれる実験のレポートです。 前回の実験はこちら。 一筋縄にいかぬアプリと接続Adobe AeroでのAR制作はお手軽なものの、iOSに主軸を置いており、Androidは未対応(リージョンによるらしいが)。編集も、デスクトップアプリからiOSアプリは可

¥100

スマートグラスと文字を使ったコミュニケーションの可能性を探究したい

ランサーズ新しい働き方LABの研究員制度「スマートグラスで『働く』のウェルビーイングは高まるのか?」に参加しています。具体的な活動を前に、参加することになった背景や興味を持っていることについて記しておこうと思います。 テクノロジーが芸術のためにできることは何か私の長らくの問いであり、テーマです。3年ぶりに開いたnoteの記事(下記)を読んで、あらためて、このことをどこかでずっと考えてきたし、考えているなと思います。私自身は、ただ書道が好きで、続けてきただけなのですが、テクノ