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新型コロナ対策3つのSTEP 中小零細企業向け

新型コロナウイルスの影響で経済が停滞しています。
業種によっては、大打撃をうけている会社も多いでしょう。
今後どうなっていくかは一市民としてはわからないところですが
今、企業経営を存続させるために、どうすればよいか
日ごろ私がクライアントに提示している対応策をご紹介します。

ざっくりいうと
 ステップ1 融資を使って現金を調達する
 ステップ2 助成金を使いつつ、雇用を維持する
 ステップ3 補助金を活用し、新規事業あるいは業態変更へシフトする

ステップ1 まず、融資を使って現金を調達する。
  お金は会社経営における血液です。
  これが枯渇してくると経営者のメンタルがやられます。
  資金がない中で、従業員の雇用を維持しようとすること
  なんてできません。
  だから、まず資金調達です。
  2020年4月14日現在においては、まだ持続化給付金の申請は
  始まっていません。
  よって、まず融資です。
  今、政府は、様々な企業救済策を出しています。
  事業活動がうまくいきはじめたら、
  社会にご恩返しをするつもりで今はお金を借りましょう。
  ちなみに、政策金融公庫さんでは、
  インターネット申し込みができるようになっています。
  小規模事業で今まで融資を借りたことがない企業は
  銀行とのお付き合いがないので、どこから借りればいいの?
  という気分になります。
  そういうときは政策金融公庫さんに相談をしてみましょう。
  少々待ちますが、それでも担当の方々必死に
  頑張ってくれています(^^)
    
  下記のファイルは経済産業省から出ている資金繰り支援一覧です。
  皆様の状況に合わせて、金融機関を選択してください。

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 こちらは4/14時点での持続化給付金の情報です。
 申し込みは4月最終週ぐらいになりそうです。
 インターネットで受付になる予定とのことです。

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ステップ2 助成金を使いつつ、雇用を持続する。 
  コロナ特例における助成金は3つあります。
  〇雇用調整助成金
  〇小学校休業等対応助成金
  〇働き方改革推進支援助成金(テレワークコース) 

  〇雇用調整助成金とは、
   売上が下がったことにより
    従業員さんを休業させる場合、
   休業手当の8割から9割(コロナ特例により)
   助成されるというものです。
   経営が苦しいながらも雇用を維持している企業の応援助成金
   という位置づけのものです。
    最近はコロナ特例が出され、日々情報が変わっていますので、
   下記のHPをぜひご覧ください。

  〇小学校等休業等対応助成金とは、
   小学校や保育園が休業することによって、子供の世話をするため
   仕事を休まなければならない従業員さんに
   給与を100%支給した場合、その支給額が助成されるという
   ものです。

  〇働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)とは、
  テレワークを行うためにもろもろかかった経費の半分
 (上限100万円)が助成されるというものです。

(1)対象事業主
 新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークを
 新規(※)で導入する中小企業事業主
 ※試行的に導入している事業主も対象となります
(2)助成対象の取組
 ・テレワーク用通信機器(※)の導入・運用
 ・就業規則・労使協定等の作成・変更
 ・労務管理担当者に対する研修
 ・労働者に対する研修、周知・啓発
 ・外部専門家(社会保険労務士など)によるコンサルティング 等
 ※ パソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は対象と
  なりません
(3)主な要件
 事業実施期間中に
 ・助成対象の取組を行うこと
 ・テレワークを実施した労働者が1人以上いること
(4)助成の対象となる事業の実施期間
 令和2年2月17日~5月31日
(5)支給額
 補助率:1/2(1企業当たりの上限額:100万円)


ステップ3 補助金を活用し、新規事業あるいは業態変更へシフトする

  現金も調達できた、助成金ももらえそうとなった場合、
  この次に考えるのは、アフターコロナあるいはコロナ共存時代における
  新規事業or業態変更に向けてどうすればよいかという問題です。
  当然ここでもお金の問題が発生します。
  私は、個人的にお金がすべてなどいう考えは全く持っていませんが、
  (私自身20代に、1か月3万円程度で暮らしてこともありますので)
  こと企業経営においては、お金がないとなかなか苦しくなると考え
  ています。
  新しい事業を起こそうとしても、先立つものがなければ一定の規模の
  事業はできません。
  ここでぜひ活用していただきたいのが経済産業省管轄の補助金です。
  生産性革命推進事業と呼ばれている3つの補助金がお勧めです。
  以下は経済産業省のサイトの引用です。

生産性革命推進事業
サプライチェーンの毀損や今後の事業継続性確保等に対応するための設備投資や販路開拓、IT導入による効率化などに取り組む事業者を優先的に支援します。
〇ものづくり補助金
 中小企業・小規模事業者が実施する設備投資にかかる費用の一部を補助
 補助額 100万~1,000万円、補助率 中小 1/2 小規模 2/3
〇持続化補助金
 小規模事業者が取り組む販路開拓や生産性向上の取組を支援
 補助額 ~50万円、補助率 2/3
〇IT導入補助金
 バックオフィス業務の効率化等の付加価値向上に繋がるITツール導入を
  支援
 補助額 30万~450万円、補助率 1/2

  〇上記補助金の詳細は以下をご覧ください。

      これらの補助金は年に4回締め切りがあります。
          ちなみに令和2年の1次締め切りは3月31日でした。
     2次の締め切りは5月20日です。


           また、申請はWEBです。申請する前に
   GビズIDプライムアカウントというものをとる必要があります。
   今から準備をしておきましょう。
   ちなみにGビズIDをとる場合は、以下のサイトから申請書類をDL
   して、プリントアウト後郵送、という手続きが必要ですので、
   ぜひお早めにご対応ください。

  
      


 

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