【断髪小説】初めての刈り上げ②

美容院当日…ついにこの日がきた!

前日はドキドキでなかなか眠れないまま
待ち合わせ場所に向かう!

待ち合わせ時間20分前に到着するほど、
気持ちが高ぶっていた。

10時30分
彼女と待ち合わせをし、美容院に向かう。
道中の会話は全く覚えてない…
早足となり、歩くのが速いと怒られるほどだ!

5分程歩き、美容院に到着!
落ち着いた雰囲気の綺麗な場所だ。

「いらっしゃいませ。今日は彼氏さんと一緒なんですね。はじめまして。」

簡単な自己紹介をし、俺は後ろのソファーへ。

彼女は、椅子へと案内される。

「今日はどうされますか?」

「えっと…これくらい切りたくて」画像を見せる

「結構ばっさりですね!似合うと思いますよー」

「それから、中をこんな感じで」別の画像を見せる

「おーおもいきって刈り上げちゃいますかー」

「変ですかね?」

「いえいえ、この辺り(襟足を見ながら)が癖で上向きに生えているので、刈り上げた方が収まって良いと思います。被せたら見えないので問題ないですよ」


「じゃあそれでお願いします」

この会話を聞いているだけで…

「まずはシャンプーからしましょう」

シャンプーが終わり
席に案内され
真っ白なケープにピンクのネックシャッター!

はじめてネックシャッターを付けたのか
不思議そうに鏡を見つめる姿にも興奮した


ブロッキングをし、いよいよカットが始まる

「刈り上げは何mmにします?」

「えっ?何mm?はじめてなのでどれくらいがいいんですかね」

「そうですね。1回9mmでいってもしあれならもう少し短くしましょうか」

「じゃあそれで」

アタッチメントをつけいよいよ刈り上げが始まる


ヴィーーーーン

彼女が「あっ!動画撮ってもいいですか」と美容師に聞く

「あっどうぞどうぞ!彼氏さんせっかくなので前に来て良いアングルで撮ってあげてください」

ヴィーーーーン!!
長い髪がするりとケープに落ち床に落ちる

下を向いている彼女の耳が少し赤くなっているのがわかる

少しずつ刈り上がっていき
綺麗な襟足が見えた

「こんな感じです。どうですか?」
合わせ鏡を見て、
「うわー刈り上げ」と恥ずかしそうな彼女

「もうちょっと短いのがいいな」
しまった!!心の声が漏れてしまった…

「じゃあ6mmでいきましょう」と彼女に聞かずに
アタッチメントを取り替え準備していた

ヴィーーーン!!

さっきよりも短い襟足が徐々に現れる
さっきよりも丁寧に何度も何度もバリカンがされ
ようやく終わった

合わせ鏡を見せながら
「良かったら触ってみてください」と言われ

「ジョリジョリする」と照れながら真っ赤な顔の彼女!

そして自分も触らせてもらった。
あのときのあの感触は今も忘れられない!

録画ボタンの停止を押し
ソファーに座る

ここまでの5分間はあっという間の幸せな時間でした

そこからは
ブロッキングを少しずつ取りながら、鎖骨から肩上のボブへと変身していった

最後は前髪カット

「前髪はどうされます?」
顎下くらいまである前髪

「うーん…どうしようかな」

「このまま伸ばしてワンレンにするのも良いですし、前髪作るのもかわいいと思いますよー」

「どっちが好き?」

すかさず俺は
「前髪作ってほしい」と答えた

「オン眉にしてみてよー」

「えー絶対似合わないって」

「どうしよう…」

ここで美容師が
「では2wayにして両方楽しんじゃいましょうよ」

顎下まである前髪をまずは薄く分け
おもいきりジョキリ

一気に視界が良好となり
新しい彼女の姿を見た
かわいい!

そこから少しずつ切り
眉毛がでているオン眉1センチの前髪となった!

再びシャンプーを済ませ
ドライヤーをしセットをしていく!

「このあとデートだと思うので彼氏さん好みの前髪ありバージョンでいきましょう!
あとは後ろ結んで刈り上げ見せちゃいましょう」

美容師さんからの提案で
最高の時間となった!

お会計を済ませ、
「今度はもう少し短く刈り上げたり
ミニボブとかも似合いそうですねー。
またお待ちしております。
次回も一緒に来てくださいねー
ありがとうございました」

店をでて
かわいいを連呼して刈り上げと短い前髪を触る俺!
彼女も真っ赤な顔しながらまんざらでもない様子。

その日は素敵な1日を過ごしました!

これから彼女はどんな髪型になっていくのでしょうか…

続く…

最後まで読んでいただきありがとうございました。
実体験なのかは
あなたの想像にお任せします(* 'ᵕ' )☆


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