【断髪小説】新しい美容院へ②

予約当日…
メイクを済ませて
どの服にしようか考え中!

今日はストライプシャツの気分だ!
なんとなくいつもはしないのにシャツのボタンを上まで閉めてみた…

美容院に少し早く着いたが、暑かったので中に入ってみることにした

受付「いらっしゃいませ」

私「16時に予約した◯◯です」

受付「お待ちしておりました。お荷物お預かりしてこちらにかけてお待ちください」

携帯をカバンから取り、椅子に座る
ふと、まわりを見てみてると、
自分が指名した美容師がカットをしていた!

ヴィーーーーン

美容師はバリカンを持ち、自分と同じくらいの年齢の女性の襟足を刈り上げていた

携帯を触るフリをしながら、
刈り上げているところを見たくて、
チラチラとそちらを見ていた

ヴィーーーーン
ジョリジョリジョリジョリ

ヴィーーーーン
ジョリジョリジョリジョリ

うわー!すごい!
これだけも興奮する!
その気持ちを抑える為に冷静な顔をして
携帯から自分がしたい髪型の写真をだしていた

ヴィーーーーン
ジョリジョリジョリジョリ  

めちゃ綺麗に刈り上げられてる!

あ、アタッチメント外したから、生え際とか剃るのかなー

うわー自分も絶対に刈り上げられたい…

生え際剃るとこ見たいなー

アシスタント「お待たせしました。先にシャンプーいきましょうか!」

見たかったなー…

私「はい」

席を立ちシャンプー台に移動する
刈り上げられている女性の横を通る

うわー!すごい…
思わずガン見してしまった…


アシスタント「◯◯さん、刈り上げたいと思ってるんですか」

恥ずかしいからそんな大きな声で言わないでー

私「あ、はい。インスタで見てやってみたいと思ってて…」

アシスタント「今、刈り上げる方、増えてますよー!担当にも言っておきますね」

私「えっ、あ、ありがとうございます」

おーこれはある意味ラッキーだー

シャンプーが終わりカット台に移動する

白のケープとピンクのネックシャッターが巻かれて、雑誌をいくつか渡されたが、
全然興味がない雑誌で、適当に見て担当美容師を待つ…

アシスタント「すみません。もうちょっとだけお待ちくださいね」

美容師「お待たせしました。ご指名ありがとうございます」

アシスタント「お願いいたします。襟足刈り上げ希望です」

私「よろしくおねがいいたします」

美容師「えっと、今日はどうしましょうか?」

画像を見せながら
私「えっと、こんな感じのミニボブにしたいと思ってて」

美容師「はいはい!インスタ見ていただいてありがとうございます。これと同じくらいなら
刈り上げは大丈夫と言うことなので、
ちょっと失礼しますねー。この辺りまで(耳あたり)まで刈り上げて、後はギリギリまで詰めましょうか!
横は顎少しでるくらいでぱつっと切りますねー。
前髪はどうされます?」

私「前髪は作りたくないので、長さが整えるくらいでお願いします」

美容師「わかりました。刈り上げ初めてですか?」

私「はい!そうです。緊張します」

美容師「みんなはじめは緊張してますけど、すぐ慣れて刈り上げはまってますよ!おさまりとセットの時短にもなるんでね。これからの時期涼しいですし!」

そういいながら充電してるバリカンを取り、

アタッチメントの長さを確認していた!

美容師「初めてなので6ミリでやってみて、見てもらって大丈夫そうであればもう少し短いのにしましょうか」

私「はい!お願いします」

美容師「じゃあ、クイっと下向いてください」

左手で頭を押さえてバリカンのスイッチをいれる美容師 

ヴィーーーーン 

その音に思わず、手に力が入り
グッと手を握りしめ
緊張はマックスに…

ジョリジョリジョリジョリ…

続く

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