【断髪小説】彼の希望②
美容師「いらっしゃいませ。お荷物お預かりいたしますね。少しおかけになってお待ちください。」
3分後…
美容師「○○さん、お待たせしました」
椅子へと案内される
美容師「お願いします。今日も前回から伸びたところ切らせてもらってで大丈夫ですかね?」
彼女「今日は…こんな感じで…」
携帯の画像を見せる
美容師「おー!ばっさりいっちゃいますか?えっと…この写真みたいにするんだったら、後ろかなり短くなりますけど大丈夫ですか?
ちょっと襟足見せてくださいね!
うんうん!結構下まで生えてるんで、このあたりガーっと刈り上げて、
生え際のところ剃りますね」
え、刈り上げ…
剃るって何?
写真前しか写ってないからわからなかったけど、どういうこと…
美容師「もう1回写真見ていいですか?横はリップラインくらいでばっさりですね!スッキリですね」
バリカンとか使ったことないし、刈り上げとか剃るとか怖いからやっぱり辞めようかな…
そのときLINEが表示され…
○○ちゃんもうカット始まった?
ミニボブいけそう?
楽しみにしてるねー
美容師「ごめんなさい。LINE見ちゃいました。彼氏さんからのリクエストなんですね!そりゃ僕頑張っちゃいますんで!お任せください。彼好みになりましょうかーシャンプーからいきましょう!シャンプーお願いします!」
アシスタント「こちらへどうぞ」
シャンプー台に向かって歩く…
アシスタント「私もミニボブでめくったらこんなんですよー」
す、すごい!
耳のところまで刈り上がってる…
私「それって何ミリなんですか?」
アシスタント「私は3ミリで、1週間に一回刈り上げてますよ」
私「す、すごいですね」
アシスタント「一緒の刈り上げ仲間になりますねー」
私「は、はい」
アシスタント「あとでお店のインスタ用に刈り上げのところ一緒に写真撮りましょう」
シャンプーが終わり
座席に座る!
美容師「お待たせしました。ケープつけますね!首元詰まってるので、シャツの上のボタン外してもらって!
ありがとうございます。失礼します」
白色のケープに水色のネックシャッターをつけ
いよいよカットが始まる…
続く…
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