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PowerAutomate〜LINE自動送信

こんにちは。Tokoです。今回は、PowerAutomateからLINE自動送信フローを作ってみたら、思った以上に楽しいという共有です。

◯出発連絡のLINE送信が苦手

LINEで「〇〇出発しました」と連絡するのが苦手です。まず止まる場所をさがさなければと思うのですが、気づくと10分くらい歩いてます。出かける直前にやればいいけど、それだと他に忘れ物しそうです。なんといっても歩くのが好きだからもっと歩くことに集中したい!!っていうのが動機です。

◯IPhoneのショートカットアプリでできること。

最初、IPhoneなのでショートカットアプリが使えると思ったのですが。

スクリーンショット 2021-05-05 11.43.11

これだけでは。。。自動で送信はしてくれません。
設定した場所を出たときにLINEが開き、本文がクリップボードにセットされますが、それをペーストして送信は手作業です。
そして、もう一つ難点があって
場所の設定範囲を半径100mより小さくできなかった。。

◯PowerAutomateがあるじゃないか。

そこで思い出したのが昨夏のPowerAutomateのハンズオンで紹介されていた場所トリガーです。

スクリーンショット 2021-05-01 16.38.41


新規作成「フロートリガーの選択」をスキップして編集画面に入ってから、「組み込み」→「場所トリガー」で選択します。

スクリーンショット 2021-05-01 16.39.04のコピー

場所トリガーは「領域に入った時刻、または出た時刻」をトリガーにしてフローを実行してくれます。領域は地図の拡大すれば狭くなり、最小半径8m!!これは使えます。

スクリーンショット 2021-05-04 13.29.55

◯APIをさがす。

PowerAutomateのコネクタは随時増加中で2021年5月現在で500以上ですが、LINEのコネクタはありません。私はカスタムコネクタはまだ作れないのでHTTPコネクタを使ってAPI接続をすることにしました。

「LINE API」で検索すると。「LINE Notify」「LINE Developers」がみつかりました。「LINE Notify」はアカウントの通信、「LINE Developers」はチャンネルの通信。今回は「LINE Notify」で設定します。
※「LINE Developers」の設定方法はこちらに詳しくまとめてくださっています。↓

◯LINE NotifyとLINEの設定

「Webサービスと連携すると、LINEが提供する公式アカウント"LINE Notify"から通知が届きます。」「LINE Notify」の説明より

①LINE:通知をしたい相手を含むグループを作成しておく。
②LINE Notify:自分のLINEアカウントでログイン。
③LINE Notify:右上のアカウント名からプルダウンメニュー→マイページ

スクリーンショット 2021-05-04 17.04.52

④LINE Notify:トークンを発行する

スクリーンショット 2021-05-04 17.05.05

⑤LINE Notify:任意のトークン名入力。①で作成したグループを選択。発行

スクリーンショット 2021-05-04 17.05.54

⑥LINE Notify:Tokenが発行される。一度閉じると再表示されないので、コピーしてメモ帳などに保存。

⑦LINE:トークにLINENotifyアカウントがあるので、①で作ったLINEグループに加入させておく。

◯PowerAutomateのHTTPコネクタ

今回は投稿=POSTの設定をHTTPコネクタにします。
設定情報はLINE Notifyから確認します。

⑧LINE Notify:右上のアカウント名(プルダウンメニュー)→マイページ

スクリーンショット 2021-05-04 18.39.43

LINE Notify API DocumentをCLICK

⑨API設定情報のページが開く。今回はこちらの情報。

スクリーンショット 2021-05-04 18.47.29

⑩PowerAutomate:HTTPコネクタにセットします。

スクリーンショット 2021-05-01 18.50.24

※tokenは機密事項なので変数にしています、直接入力でもセットできます。
※本文の message= の後にLINEに投稿したい内容を入力します。

場所トリガー→LIね

これで完成です。設定範囲の通過時に自動的に送信してくれます。

スクリーンショット 2021-05-05 11.43.59

◯IPhoneのショートカットアプリでも自動送信できた。

LINEのAPIを調べている時に、IPhoneのショートカットアプリでもAPI接続ができることに気が付きました。
まず、本文を現在地情報を取得して変数messeに入れています。↓

スクリーンショット 2021-05-05 11.42.23

ツールが変わったので入力箇所が変化していますが、設定している内容は⑨と同じ。

スクリーンショット 2021-05-05 11.43.32

ショートカットを「通過中」と命名。これでiPhoneかAppleWatchのShiriに「通過中」って言うだけで、現在地と地図のリンクを送信してくれます。

スクリーンショット 2021-05-05 11.42.00

◯iPhone側の設定

iPhone側の設定です。
【設定】
★プライバシー→位置情報 オン 
★PowerAutomateアプリの位置情報を常に許可。
【ショートカットアプリ】
★ショートカット→アイコン右上「…」→画面右上「…」→詳細
インターネットと場所のアクセスを許可。
AppleWatchに表示

◯そのほかの使い方。

★【位置情報をクリップボードに入れるところまでのショートカット】
→「ペーストして送信」は手動になるが、決まった相手以外に現在地を伝える時には使える。
★【設定範囲に出入りした時にFBやtwitterに送信】
→キャンプやトレイルがブームになるなか、山のリスク管理として入山下山の連絡を家族へ入れるのは必須。同時に仲間のSNSも推奨です。
また、丸一日とか一晩とか超長距離ランをする時にポイント毎の経過通知もランナー間ではよくやることで。。。今は超長距離ランはできないけど。。。使ってみたいなぁという未来へ願いをこめて。

ここに書いたのは一例で、ツールも組み合わせは無限です。

LINEの利便性から生まれた義務感を自動化して手放すと、つながりたい時の気持ちを手で送信する楽しみにつながるのが嬉しいです。

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