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BizRobo!の「API」からSlack「処理結果」をチェックしてみました。

こんにちは。Tokoです。前回はSlack投稿について書きました。
「投稿」なので、出力値は関係ないように思えるのですが、「出力値」設定が必須になっています。

デバッグ後に「出力値」の中をみてみると、システム側の「処理結果」が返ってきていました。
一方、RPAツールでAPIを実行すると
結果に関わらず「正常終了」なってしまうことがあります。(システム側の不実行を返り値として受け取って完了するため。)
例えばSlack投稿の場合、何も投稿されていないのにロボは正常終了してしまうことがある、これでは困ります。
そこで、返り値からAPI処理結果をチェックする「値判定」をいれようと思います。

◯出力値の2つの設定方法

「処理結果」は返り値のJsonコードに含まれていて、
BizRobo!ではこれを「REST Webサービス呼出」の「出力値」の項目から
  「変数に抽出」  「ブラウザにロード」 を選んで取得します。

出力値2種類

◯「変数に抽出」を選ぶ場合

1,Jsonタイプの変数を作成してそこに格納する設定です。

jspnkャ

2,Jsonタイプの変数を開くとブラウザに表示されます。後は下記の「ブラウザにロードする」の2と同様にしてショートテキストタイプの変数に抽出して値判定できます。

変数を開くjson


追記。この記事の初回アップ時は別の方法を書いていました。
その後、Xml変数を開くロボを作っている時。Xml変数が開けるならJson変数も開けるではないかときづき。上記の「変数を開く」アクションを使う方法に改訂しました。

-----------改定前の方法はこちら↓に残します----------------------

◯「ブラウザにロード」する場合

もう一つの「出力値」設定は「ブラウザにロード」です。
変数を介さず直接ブラウザにロードしてしまいます。

ブラウザにロード

1, 「ブラウザにロード」を選択すると。返り値が「BizRobo!ブラウザ」に出力されます。

ブラウザ読み取り

2, 右クリック→読み取り専用。「View as JSON」アクション自動追加。

出力値変数に読み取り

3, trueを右クリック→抽出→テキスト→変数「出力値」
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”BizRober”はこの流れが手についていると思います。
「Bizrobo!ブラウザ」の操作は一貫しています、HTML、Exel、XMLと慣れ親しんできたのでJsonになっても直感的に使える部分です。
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念のため ファインダーを開くとokの値を抽出しているのが確認できます。

okファインダー

4,変数「出力値」に抽出されたokの値(true or false)を値判定アクションでチェックします。trueなら実行成立です。

値判定true

◯3つ目の方法(ステータス)

処理結果はJsonコードから抽出する他に、「ステータス」で取得する方法があります。この場合、ステータス値が200なら実行成立と判定します。
1,「REST Web サービス呼出」設定アクション「詳細」をクリック
2, 「すべてのローディング」の「受信したステータスをここに保存」に変数を指定する。(ここでは変数「ステータス」を作ってを指定しています)

ステータス出力

3, 変数「ステータス」を値判定。200なら成立です。

値判定ステータス

◯まとめ

■RPAツールでAPI実行すると、不実行でもロボが「正常終了」してしまうことがあるので「処理結果」のチェックが推奨される。
■「処理結果」は「出力値」Jsonコード もしくは、「ステータス」で判定できる。
★「出力値」Jsonコード から”ok"の値を抽出し、trueなら実行。falseなら不実行と判定。
★「ステータス」は200なら実行。と判定。

■BizRobo!には「出力値」を取得設定が「変数に抽出」と「ブラウザにロード」の2種類ある。また「ステータス」は『詳細』をクリックして開くウィンドウから取得できる。

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「処理結果」の判定を目的とするならイージーなのは「ブラウザにロード」で、シンプルなのは「ステータス」から判定する方法という感想です。
(アシロボは「ステータス」が自動的に変数に格納される仕組みでした)

「変数に抽出」は初めコンバータやらエクスプレッションやらで値を抽出して???できたけれどもややこしいと勘違いしていましたが、
「変数を開く」アクションでBizRobo!ブラウザに表示して抽出できることがわかりました。GETリクエストした出力値を変数に入れて運ぶ場面に使うと思います。

処理結果判定なら「ステータス」だけでよいかもしれませんが、RPAと関わってきて強く感じるのは、RPAツールは「人(メンテナンス)」と「業務」と「システム」にフィッティングしたロボを作るためのものだということです。なので使っているツールの「引き出し」は見つけられたものは開けています、勘違いした部分も含めて記事に残しました。
それが意外なところで閃きにつながればいいと思います。
長文になってしまいました、読んでくださってありがとうございます。


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