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COSMOS たましいの楽園  大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 ㉖

予備校通いの始まり 18歳~19歳

1996年3月26日

私はCOSMOSを完成させ、世に出すことによって、これからただ勉強し恋愛することができるような気がする。

予備校の合格体験記の中に、「やる気がない時は勉強しないで気分転換するのではなく、私はいつもやる気なんてなかったからとりあえず何かを勉強していた」と書いてあった。

だらだらしながらでもいいから、いつでもどこでも机に向かうってことが大切なんだと思った。

予備校生活は家ではただ机に向かって勉強しようと思う。

予備校はすごくハードそうだから予習復習はしっかりやろうと思う。


1年間に託したもの 4月28日

国際関係論。

人文科学、社会科学、自然科学、すべての分野につながるもの。

これまでたくさんの本を読んできて、人文科学、社会科学は少しずつ自分のものになってきた。

次に自然科学はどう捉えるのか。

この1年間の予備校生活の間に、人文科学、社会科学、自然科学をマスターできるようになりたい。

理科や数学は高校時代にほとんど勉強しなかったが、一般常識の力をつけるためには外せないものになってしまった。

小論文や論文読解にも自然科学の知識は必要だと思う。


5月16日

たとえば物事を批判的に見るとき、

よどみの中に生まれて咲く花は美しいのだろうか。

このままでは自分が腐敗してしまう恐れを感じ取ったとき、

人間は誰よりも華やかにこの身をさらけ出せるのではないか。


何かに与えられていることと、

すべてに身をゆだねていることと、

その紙一重にあるものを私は言葉にできない。

きっかけを探している自分がいる。


この魂が指し示す道はあまりにも不安定で弱い。

私がここまで来ることができたのは奇跡だった。

それなのに私は今、その喜びを十分にかみしめないでいる。

私は後戻りをしないし、先にコマも進めない。

モノレールの中でじっと外の風景を見ていたいだけだ。


この日本を、そして世界を救う光が私の前に姿をあらわす。

それは素晴らしいことだ。

今の私の唯一の証が許されていく。


見たことのない風景をどうやってレンズに映し出そう?

表現しきれない想いの中で、私はただクロールをしてればいい。

「ただ勉強し、ただ恋愛する」

これが私のこれからのテーマだった。

今それにじっくりと取り組める幸せを、私はなぜ放棄したがるのだろう?

佳子、佳子。

もう誰も私に話しかけてはくれない。

そう、セリカルと決別したんだ。

セリカルから見捨てられ、セリカルを解き放ったのだから。










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