COSMOS たましいの楽園 大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 ⑰
魂との交流生活
私の高校生活の3年間は、まさに魂との交流生活だった。自分の魂を抱きしめて大切にしまっておきたかった私は、魂が窮屈な世界から飛び出して、もっともっと輝きたいと言っているのに気づくまであらゆる感情を体験しなくてはならなかった。
今こそ自分の魂を解き放つ時なのだと思う。日本が叫び出した瞬間を見逃したりしない。
2000年まであと4年。私が魂を解き放つことによって動き出す光の渦があると信じている。
少し立ち止まってください。あなたはすでに本当の幸福とは何かを知っています。
あなたは今、自分が好きな人やモノや事柄、そのために生きていると言えるようなその対象そのものに、自分の価値や存在を託しているのです。
それが何かは人によって異なり、たった1つだけその対象がある人もいれば、ランクをつけて5つも6つもある人もいます。
もちろん何も思い浮かばないという人もいるでしょう。
ある人にとってそれは家族であったり、恋人であったり、ペットであったり、仕事であったり、お金であったり、ピアノであったり、料理であったり、写真であったり、旅行であったり、お笑いであったり、サッカーであったりします。
私の言うコスモスとは、それらに捧げられた自己を指します。そしてその自己とは、すべての人間に共通する「ある想い」なのです。その想いを、私は魂と呼びます。その魂こそ幸福を得ようとする正体です。
そして人は、自分のすべてを託したその対象を通じて、自己の存在価値、存在理由を見出します。その対象を自己の幸福そのものとして信じるようになります。
ですから自分のすべてを託したその対象から、自己の存在価値や存在理由を見つけ出せなくなると、焦り、苛立ち、怒り、急に弱々しくなったりします。
そして何かの拍子にその対象を手放さなくてはならなくなった時、自己の存在のすべてを自分で否定してしまうという悲劇が待ち受けているのです。
そんな時人は、誰の言葉も何の意味を持たないほど深く落ち込み、嘆き、傷つきます。
しかしすべてを失ってしまったと感じている人が必ず立ち直れる道があります。
それは何もない自分でも、必ず誰かに必要とされているという真実に目覚めることです。
何もなくなってしまった自分、自分の生きている価値や存在理由を見失ってしまった自分を受け入れてくれる人が必ずどこかにいます。
なぜならあなたが「今、ここにいる」ということは、それだけであなたがこれまでに関わってきた存在から愛され、受け入れられ、必要とされ、求められていた、と言うことができるからです。
あなたがここに存在しているのは、世界のすべてがあなたを必要としているからです。そのことをどうか実感してください。
そしてそのことに気がつき、魂そのものが幸福や愛を得ようとしていた正体であり、すでに自分という存在は受け入れられ、愛されていたことを知った時、幸福や愛を得ようとする気持ちが消えるでしょう。
その時、本当の幸せ、本当の愛が訪れます。
あなたは宇宙や神という空間や状態にいることを感じるでしょう。
宇宙や神という自我を超えた意識を知った「私」は、世界のすべてが愛から発せられていることを悟ります。善や悪といった観念を超えて宇宙を感じるのです。
その状態を満喫した人は、宇宙の存在理由を理解します。一切の万物は宇宙や神という光によって構成されていたことを知るのです。
あなたの魂は、すでにあなたの存在理由を知っています。
何も考えずにペンを走らせれば真の声が聞こえてくる。それらの言葉により、また私は救われる。魂は体中にエネルギーを流れさせ、すべての細胞と交流する。
私という感覚は消え、意識はどこまでも拡大していく。そして空気のようになめらかに心地よくなる。本当の安らぎとはきっとこういうものなのだろう。
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