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みんなそれぞれ特化型

8/31に開催(台風のため9/22に延期になりました)する、藤沢市のヴィーガンカフェ inacujira(いなくじら)でのライブのためのリハーサルしてきましたよん(詳細やご予約はこちらから

大正時代に建てられた古民家は、元々は診療所だったのだそう。中庭で3棟が繋がっていて、カフェのほかネイルサロンやお花屋さんがテナントで入っています。とっても風情のある建物。

カラダに良いメニューばかり!

ヴァイオリンの真衣子さんとは干支一回りするくらい前には知り合っていて一緒に演奏しているけれど、パーティーだったのでお互いにあまり記憶がないという(笑)。なのでライブは実質今回が初めて。
艶やかで優雅な音色は、リハーサルをしていても心が震えて涙が出そうになっちゃうくらい。ベホマの呪文なみの回復ができそうなライブになるはずです(ドラクエは3までしかやってませんすみません。古い…)

バイオリンって楽器を首に挟むでしょう?
耳元であの音が鳴ってるわけですが、けっこうな音量と共鳴なのです。

「うるさくないの?」と聞いたところ、「もうこっちの(挟んでる方)の耳は職業病だね〜!」とのこと。4歳から弾いてるそうですから、身を削っているというか、その人生と全身で音を作っているのね。その時間が詰まった、重みのある音色です。

以前、バイオリニストの大御所・川井郁子さんが「首がまっすぐにならない」とおっしゃってましたが、楽器を弾く姿勢ってねじれるから、体の維持もたいへん。フルートなんかも体をねじっていますね。

ギターの場合だと左手をよく使うせいか、左耳に突発性難聴を起こす方も多い気がします。楽器をいつも担いているから腰が悪い人も多いですし、みんなカラダ張っていますな……年取ると更にきついわっ。でもそんな自分もちょっと愛おしいね。


会社にお勤めであれば週5だから、時々「ライブ、土日くらいしかないのだから暇でしょうが」と言われます。でも当日だけがお仕事ではないのですよね。わたしも実は最近まで、何もしてない日が多すぎる、と思っていたのですが、そんなことなかった(笑)ちょっと簡単に書き出してみます。

数本のライブをまとめて同時進行してる前提の作業ですが、

・選曲
・譜面制作
・練習(記憶や技術面含む)
・お客様に来ていただくための告知や発信
これは追って別記事にしようと思いますが、フリーランスなので全部やらないといけません。SNS投稿(facebook、インスタ、ツイッター、note、ライン)、メールやハガキでのDM、フライヤー(チラシ)の制作と配布、トレイラー(動画)の制作などなど‥

・打ち合わせ
・リハーサル
・リハ後の修正などなど

・曲作る場合は制作(細かい作業は書ききれない…普通の過ごし方にならない。笑)わたしは曲作るの苦手だからこのモード少なめ

・生徒さんへのレッスン
・そのための資料や譜面作り
・自分の勉強、ブラッシュアップのためのレッスン
・経理などの事務、業務連絡

この辺りがベーシックかなあ。
ラジオ出演だったり、誰かのライブにゲストで出るようなイレギュラーなイベント、ツアーを組みたいとかCD作りたいとか、新しく何かをしたいときの連絡や作業……。

恐ろしいことに、利益が発生するのは、ライブ、ファンクラブ、レッスン、物販、そんくらいなのです!!きゃーーーー!!どういうことー!!汗

「歌うのなんて誰でもできるでしょ」とか「好きなことやってんのに金とるの?」とか、言われますけれども、はっ倒してもよろしくて?


細かな作業はオンオフもなかったりして、沢山のことをやっているなあと。でも投げかけられるそういう言葉の中で、わたしはダメな人間だ…と思い込まされちゃったりする。でもね、そんなことはないのだ!

どの職業も、働くのは大変。それぞれ大変なところが違うだけ。みんな自分の生き方に特化してるよね。

日々たくさんの人と会って、たくさんのメールをいただきます。時には、ストーカーや嫌がらせと戦うこともあります。
…‥…もぉ〜何もしたくない! 何も考えたくない! 何も信じられない!! みたいな日が定期的にきます。いくつもの企画が同時進行していて、お家作業の時は、頭がショートしたらすぐお昼寝しちゃう(笑)

回復日を意識的につくらないともたないの(わたしはね)。イモムシ・デーは大事。こうしてnoteを書くのも、頭の中を落ち着けられる時間かもしれないな。

久しぶりにおでかけしてリフレッシュ!


先日、10月に共演するミュージシャンの方とお話ししていたとき
「だって僕らは、こうしてできるようになるまでに人生のほとんどの時間をこれに費やしてきて、今ここで1曲やれと言われたら、ちゃんと演奏できるでしょう?それって凄いことなんですよ」とおっしゃっていて。

確かにそうだね、安く思い通りに使おうとする人たちの言葉に巻き込まれて、一緒になって自分を低く見積もってしまうのはやめよう。


もし自分のお仕事で「全然できてないな」「何にもないな」って思っちゃったりする方は、一度書き出してみるの、いいですよ♪
自分が思うよりずっと、色々やってるはずだから。生きてるだけでエライのだから、すっごいエライのだ。

何年も働くなかで見えなくなっちゃったもの、頑張ってきたこと、みんなちゃんとある。それを自分で認めてあげられると、外からの評価がなかなか見えなくても、けっこう楽になれるんじゃないかなっと思ったりします。

自分で自分を大切に、ね。

Karen Tokita

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