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オルガンサウンドなボサノヴァライブでした♪

6/10は沼袋オルガンジャズクラブにて、
73年ヴィンテージのハモンドオルガンB3と、フルアコのギター、歌とガットギター、という組み合わせでのBossa Novaライブでした!

お運びくださいました皆さま、ありがとうございました(*^^*)

歌うのは私だから、音の真ん中のカラーはあまり変わらないかもしれないけれど、一緒に音をだしてくれるミュージシャンのみなさんによって、取り巻くサウンドは全然変わりますね〜!歌ってるわたしの体感も全然違うの。


呼吸するような、波のようなハモンド・オルガンの空気の振動。とくだまゆみさんらしい、あたたかくて柔らかいアプローチ。

ハモンド・オルガンB-3。お店に常設してるところって珍しい。元々は時計職人さんの発明なんだとか…? 詳しいお話は、版権や技術を受け継いでいる鈴木楽器さんのサイトにまかせるとして(ぜひググってみてね!)

奥の茶色い箱がレスリースピーカーといって、ドップラー効果を使った特徴あるうねりを作ってくれるのです。それからこの鍵盤側のレバー。ここで音作りをしながら弾くそう。仕事多いわ!

安部さん「オルガン奏者はドラムも演奏できるひと多いよね!」

中のファンが回っているのをずっと眺めるライブとかやりたいね、
ミュージシャンは後ろで、真ん中にレスリー置いてね。笑


ピアノも大きいけれど、小柄なまゆみんがこの大きなオルガンに座ると、まるでホテルのレセプションのよう。
横で見ていると、なんのレバー動かしたのかしらって、つい覗きたくなっちゃう。

以前ライブに飛び入りしていただいてから、共演は今回が初めて。とっても楽しみだったの♪

この日はBossa Novaの神様、ジョアン・ジルベルトのお誕生日。
そして数日前に、アストラッド・ジルベルト(ジョアンの最初の奥さん)が83歳で亡くなったばかり。レジェンドたちがどんどん本当に神様になっていってしまう…。少しでも、わたしなりに繋いで行けたらいいな。

愛を込めて、Bossa na Praia (Beach Samba)はアストラッドのようにスキャットから歌ってみました。歌ってみて、彼女の声の特別さがわかります。アンニュイなのにどこかカラッとしている、無機質なようであたたかい、特別な声。
声ってやっぱりその人にしかないものだね。大好きな曲、わたしなりに歌いました(^^)

ハモンドオルガンB3:とくだまゆみ
ギター:安部一城
ボーカル&ギター:Karen Tokita


ボサノヴァで一番有名な「イパネマの娘」は、アストラッドのイメージがきっと一番強いね。まゆみんも歌ってくれました。なかにし礼さん作詞Ver!
単語のチョイスが時代を感じます。なんとも昭和感で楽しい。(グラマー、って今つかわないものね。笑)
オルガンだけじゃなくピアノも鍵盤ハーモニカもこなす、まゆみん。ピアノのフレーズも繊細で美しかったなあ‥…!

ギターの安部一城さんはお店のオーナーでもありますが、ピアノの調律もオルガンの修理もほとんど自分でやるのだそう。すごいなあ。古いものは維持管理も大変。貴重だね。大切に使っているのがわかります。
この日はお店のことも演奏もで、大忙し(^^)


「あんなに小さかったKarenちゃんが、急にデビューすることになって、出て行く人ってこうやって出ていくんだなって」と、わたしのデビュー前を知っている安部さん。

あ「業界のね、おじさんたちに揉まれて……」
か「まって!なんか語弊が!!いや大変だったけど!!言い方!笑」

あの頃はちょっと遠くからそっと見守ってくれている、寡黙なお兄さんのイメージだったんだけどなぁ〜? トークが止まらず(笑)

もちろんギターもますますカッコ良く、支えてくれながらもキリッと曲を締めてくれる安部さん。こうして長い時間、繋がっていて、時々一緒に演奏できるってとてもシアワセな気持ちです。(*^^*)

午後15時からのライブ。
アイスティーを飲みながら、海辺で日がな一日聴いていたいなあ……と、まゆみんと安部さんのDUOコーナーのwaveを聴きながら思いました。なんてリラックスするのかしら。ボサノヴァっていいね。

ありがとうございました〜!

沼袋オルガンジャズクラブ(OJC)は五年前に初出演したのも、6/10だったの。「もう6/10はOJCの日だね」ってみんなで話しました。来年もやろうね♪

そうそう、最後に少しだけ。
この日は高校生以下はチャージを半額にしていたの。
なかなか学生料金って使われないんだけれど、実は設定するのが難しいのです。そのまま、わたしたちのその日のお給料に跳ね返ってしまうからね。

だけど、コンピューターにとって変わられていき、どんどん貴重になっていく楽器を、なかなか知られないジャンルの音楽を、近距離で感じていただけたらいいなって。
学校の芸術鑑賞会のように接してもらえたらいいなと思っています。そんなわけでいつも設定できるものではないのだけど、また折りを見てやりますので、見かけたらぜひご家族でいらしてくださいね!(^^)

皆さまとまたお会いできるのを、楽しみにしています♪
ありがとう〜!!

2023年6月10日
沼袋オルガン・ジャズ・クラブ

■1st stage
1)Você e eu(あなたと私)
2)Samba de verão(サマー・サンバ)
3)Você vai ver(思い知るがいいさ)
4)Ipê-roxo(イペー・ホーショ)
5)Wave(波)※とくだまゆみ&安部一城DUO
6)A rã(かえる)

■2nd stage
1)Bossa na Praia(ビーチ・サンバ)
2)Garota de Ipanema(イパネマの娘)
3)chega de saudade(思いあふれて) ※とくだまゆみ&安部一城DUO
4)Coração Vagabundo(コラソン・ヴァガブンド)
5)Chora tua tristeza(泣きたいなら泣いて)

enc)Baiãozinho(バイオンジーニョ)

ライブのお写真くれたみんな、muito obrigada! (^^)

わたしの次のライブは
6/23、阿佐ヶ谷スタッカート、そしてエッセイ出版記念の7/19です。7月はまたまゆみさんとも一緒だよ。詳細はこちらから〜!

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